三島大社にお参りにやってきたが、三島と言えば『うなぎ』というのが小生の数少ない三島についての知識。同様に浜松でも九州柳川でも、熱田神宮でもうなぎが名物ではあるが、浜松は日本最大の養殖池浜名湖のそばに立地していること、柳川はせいろ蒸しという食べ方、熱田神宮はひつまぶしという食べ方とそれぞれに特徴がある。それではと『三島とうなぎ』の繋がりを調べるとやはり富士山の名水がその裏にあるようだ。
また、色々と調べると1180年源頼朝が三島大社にお参りに来た際に神池にうなぎが沢山いて手を鳴らすと岸に集まったとの記録があるが、うなぎは神の使いで食べることは禁じられていた。しかし、明治維新の際に薩長の兵隊がその言い伝えを知らずうなぎを食べたがバチが当たらなかったのでそれ以来地元民も食べるようになったとのこと。
前置きは長くなったが、確かに三島にはうなぎの名店が多いものの、いずれもあまり規模が大きくないため昼時は大混雑。『うなよし』『桜家』『すみの坊』あたりを覗いたが、午後1時過ぎというのにいずれも長蛇の列。諦めて『すみの坊』から歩き始めると『高田屋』という店を発見。ぐるなびでも良さげな評価のため、入店。
ラッキーにも一ボックスだけ空いており、すぐにうな重(2枚、2500円)を注文。ただ、肝焼きはやはりsold out。
メニューをよく見るとコロッケが名物らしいが、これは妻の反対で諦める。10分くらいでうな重が登場。蓋を開けるといい匂い。
山椒を掛けてまず一口。タレはあまり甘くなく、さっぱりしている。関東風だが皮はパリッとしていて香ばしい。
腹も減っていたこともあり、箸が止まらない。あっと言う間に完食。肝吸いも美味しく、最近ならば値段もリーズナブル。他にも揚げ物や天丼、海鮮丼とメニューも豊富、超有名店ではないがおしすすめである。付近の有料Pの駐車券はレジで言うと1時間分くれるので持っていくといい。名物にうまいものなしとはいうが、三島のうなぎは中々いい。
高田屋
三島市本町1ー41
0559750495