休みを取って、富士山から箱根、伊豆のドライブ旅行を試みる。しかし、生憎続いていた雨が中々止まず、寒い。中央道を走るが、途中大月で猿橋によるが、この辺りから雪混じりとなり、富士吉田に近づく頃にはもう一面雪景色。富士山を拝むどころではない。
しかし、せっかくだからと『北口本宮富士浅間神社』を訪れる。富士山の周りには浅間神社は数多くあるが、この社は格が高い。
もとは諏訪の森と言われ、諏訪神社の鎮座地に浅間神社を勧請したと伝わり、1561年武田信玄による富士権現造営がこの神社の元となったと考えられている。
小生は神社入口の鳥居の脇にある駐車場に車を止めたが、既に駐車場は真っ白。戻るまでに積もるのではと気になるくらいの雪。参道を歩くが人も少なく、その風景は行く年くる年の中継を見ているようである。
周りの高い杉に目を奪われつつ、随身門をくぐり拝殿を目指す。随身門には2人の侍がいる。まずは神楽殿、そのとなりには雪の花を咲かせた梅の木が。
さらに太郎杉がお出迎え。県指定の天然記念物らしいが、それにしても大きい。さらにそれにしても静か。
拝殿でお参りをして、朱印を貰う間に重要文化財の東宮、西宮をお参りする。
西宮のとなりにある鳥居が富士山登山の吉田口にあたる。他にも見るべきは沢山あったが、駐車場の車が心配なのと寒いのであまりゆっくりも出来ず出発。それでも富士山信仰を垣間見た気がした。しかし、次はあったかい時に来たい。
北口本宮富士浅間神社
山梨県富士吉田市上吉田5558