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鉄道シリーズ その131。鉄道運賃に関する小ネタである。PASMOやSuicaの普及でICカードで鉄道を利用することが当たり前になっている。また、その料金設定も都内で利用する場合はICカードを利用する方が必ず有利になるように設定されている。
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例えば東京メトロでは1~6kmでは乗車券を買うと170円、ICカードならこれが165円で5円安いことになる。値段の差は2円~5円だが、いつも利用するとなるとこの差は大きい。小田急でも例えば新宿~大和を利用すると乗車券では460円だが、ICカードならば453円と7円安く、運賃表を見ると最大で9円安いケースもある。
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では、JRではどうなるのかを調べてみる。東京では電車特定区間は初乗り(~3km)で乗車券を買うと140円、しかしICカードならば133円と7円安い。
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これは電車特定区間では最大で8円の差がある。電車特定区間とは一般に通勤電車が走っている区間、山手線はもちろん、京浜東北線は大船~大宮、東海道線は東京~大船、総武線は東京~千葉、中央線は新宿~高尾などとなっている。
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しかし、その先は必ずしもそうはなっていない、つまりICカードが必ず安いとは限らないのだ。この事実に気づいたのは先日ゴルフで大月まで行った際のこと。吉祥寺~大月は乗車券を買うと61kmのため1140円、しかし、Suicaでは1144円と4円高くなる。もちろん、常にSuicaが高い訳ではなく、乗車券は1円の端数調整を四捨五入で行うことから発生する現象でICカード運賃の1桁目が4円以下の場合はIC運賃が高くなり、5円以上の場合はIC運賃の方が安くなる仕組みである。
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大した話ではないが、乗車券を買うよりIC運賃の方が常に安いと勝手に思い込んでいた小生には小さな驚きであった。皆さんはご存知かな?