hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

地下鉄の乗車券の変遷展

2016-04-16 05:00:50 | 日記

『鉄道シリーズ』その134。地下鉄博物館で開催中の『東京の地下鉄に於ける乗車券の変遷展』を見に行く。


この博物館は2回目だが、入るとすぐに赤い丸の内線車両東西線黄色い銀座線車両が迎えてくれるのが嬉しい。

今回は乗車券の変遷の企画展だが、1927年地下鉄が浅草~上野間で開通した時点は均一料金であったため、10銭硬貨を入れるとターン式の入口が開いて1人通る仕組みだったので切符はなかった。


その後、均一制から区間制になり、1931年に普通乗車券が登場した。その後は長く改札口で切符を切る形だったが、硬券が自動販売機による軟券に変化していった。


1974年に裏面磁気式乗車券が発売され、徐々に有人改札が自動改札に移行された。さらに1988年にはプリペイドカードが登場して小銭なしで切符が買えるようになった。


1991年にはカードを直接自動改札に投入できるようになり、さらに2007年にはICカードの登場で改札機に通さずタッチする方式に変わった。

この変遷を実物の切符や定期券から手売り時代の硬券に日付を入れるダッチングマシン、改札口に必ずあった駅員のいたブース、初期の自動券売機などがたくさん並ぶ。


特に硬券の乗車券や手書きで大きなゴム印を押して作る定期券、ペタペタとゴム印が押された回数券などは実物を知っているだけに懐かしかった。




それにしても今や当たり前の非接触式のICカードは便利さを感じる一方で駅員がハサミを入れ、窓口で切符を買っていたのんびりした時代のよさも思い出したきがした。行くなら17日まで、地下鉄東西線葛西駅隣接の地下鉄博物館にて。