hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

浦安市郷土博物館

2016-04-25 05:00:37 | 日記

浦安郷土博物館に散歩のゴールとして足を運んでみた。しかし、郷土博物館などというと周囲で出土した仏像や瓦、土器の破片などが大切に展示されているていどと高を括っていたが、この博物館はかなり違う。
エントランスを入ると受付があり、パンフレットを渡してくれる。(入場無料)そして、階段を降りて外の展示から見るように指示されるが、これにしたがって外に出る扉を開けて驚いた。



昔の浦安の街が再現されているのである。まず、左には川が流れていてベカ舟が係留されている。その前には焼玉エンジンが飾られていて、月に一度は動かしているようだ。すぐ前には左から『船宿江戸川』と書かれた船宿。



隣はタバコ屋だが、実際に猫実5丁目にあった本澤さんの住宅を移築したもの。ウインドを見て、懐かしくて涙が出る人もいそうである。船宿の並びには漁師の家(旧吉田家)と海苔製造の小屋がある。



さらに行くと豆腐屋、魚屋、寿司屋、風呂屋。一番奥が天ぷら屋。天ぷら屋は新たに作られたものだが、かつてあった『天鉄』という店がモデルで青べか物語では主人公がよく行ったみせとして登場する。


天ぷら屋の中には入ることもでき、山本周五郎と浦安の繋がりがパネルにされて残されているが、一つずつ読むと中々興味深い。

館内に入ると、埋め立ての歴史や昔の繁栄ぶりなどもよく分かるが、小生が驚いたのは東京湾では絶滅したとされていた『青ギス』が水槽で元気に泳いでいる姿を見ることができたこと。確かに青といえば青い。


さらに浦安周辺にいる魚介の水槽や当時の漁具、エンジンなど見どころ満載である。特に施設の維持管理に地元ボランティアもやいの会が協力されていると聞き、その地元愛に感動することができた。

気になるのは浦安駅から徒歩では結構遠いことだが、すぐ前には浦安のコミニュティバス『さんぼバス』の停留所があり、20分ごとに走っているのでこれを利用する手もある。