『ぷらっと橋めぐり』その38。靖国神社の北門から白百合学園の裏をあるき、次の道を左に行くと、かつて『坂めぐり』で歩いたことがある富士見坂となる。
その先をだらだら降りてくると法政大学の中心に到着。特にすぐ後ろにそびえる校舎はとても大学とは思えない高さである。
その少し先にあるのが『新見附橋』である。この辺りはかなり幅の広い外堀と桜並木のある外堀公園などに、挟まれている。
この橋は1929年の架橋で長さが20.65m、幅が11.27mの鋼橋である。旧麹町区と旧牛込区の区界にあり、飯田橋駅近くの牛込橋と市ケ谷駅近くの市谷橋の間に位置する。
橋自体は中央線・総武線を渡るようにできていて、堀の部分は土橋となり、ちょうど江戸時代の見附が置かれた場所にある。つまり、正確には外堀に架かる橋ではない。
橋の近くには堤のように外堀公園が置かれ、その標識も左から右に『東京市外堀公園』となっていることからかなり古いものである。
この辺りはソメイヨシノがたくさん植えられているが、開花宣言があったにも関わらず、まだ、一本の木に花は1輪か2輪程度、しかしすぐに満開になり、一年で一番人通りが増えることであろう。