hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

靖国神社の基準木

2017-03-25 05:00:48 | 日記

3月21日に東京地区はソメイヨシノの開花宣言がなされた。その基準木は靖国神社にあると聞いて、近くを通ったのでお参りをした上で基準木を見に行くこととした。


靖国神社は九段下駅を降りて九段坂を少し上がったところに一の鳥居がある。靖国神社は元々戊辰戦争の犠牲者を弔うために1869年に明治天皇の思し召しで東京招魂社として設立、その後1879年に今の名前となり、特に第二次世界大戦の戦犯も合祀されているために海外からの批判もある。

といった状況を知ってか知らずか意外に中国語を話すアジア人が多く参拝し、満開の緋寒桜の前や鳥居の前で写真を撮っているのである。

参道には桜の木はなく、内宮に入ってまずは祀られている人々に頭を垂れて参拝する。


本殿の右手に標準木と囲われている木があるためすぐに分かるが、ちらほらと咲いているのはこの桜だけ。他にも沢山のソメイヨシノがあるが、一輪咲いているのを見つけるのがやっとであった。


そのあと、奥にある遊就館の方に行く。ここには軍馬、軍犬、戦争未亡人、戦艦、大砲などの銅像が数多く並んでおり、建物の中には零戦と思われる戦闘機が展示してあった。


そんな展示の中で異彩を放つのが『バール博士顕彰碑』、これは連合国によるA級戦犯の法廷で唯一無罪を主張したインド代表の法学博士である。戦争犯罪の責任追及の是非に関して一石を投じた勇気ある行動と書かれていた。


そして、北門から外に出るとすぐ前に白百合女子高校があるが、その中庭にあるソメイヨシノはもう3分以上咲いていた。