hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

豊橋〜江戸川橋(神田川沿いを歩く、その2)

2017-03-20 05:00:41 | 日記

『ぶらっと橋めぐり』その38。神田川沿いに豊橋〜江戸川橋を歩く。豊橋を越えてしばらく行くと左側に塀が見えてくる。これに沿って少し戻ると新江戸川公園の正面に到着。


新江戸川公園は以前にもブログで紹介したから簡単にするが、旧肥後藩の細川氏下屋敷にあった池泉回遊式庭園で季節毎に美しい。今はまだ雪つりが残る一方、梅や木蓮などが花をつけ始めている。


また、川沿いに戻るが、前にはホテル椿山荘が聳え立ち、その先の橋が駒塚橋、人しか通れない橋である。



そして関口芭蕉庵正門、松尾芭蕉が1677年から4年間当地にあった龍隠庵という水番屋に住んだと言われているのがその始まりである。芭蕉の死後に芭蕉や弟子たちの像を祀った建物が造られたたが、太平洋戦争で焼失、その後復元されている。


また、川沿いに戻り、椿山荘の前を通ると江戸川公園に入る。この辺りにはかつて神田上水からの取水口である大洗堰の跡がある。



橋は大滝橋、欄干がレンガ調である。ついで一休橋、この橋も人しか通れない細い橋で桜が咲いたらさぞや美しい風景が見られるであろう。

前方には江戸川橋が見えてくる。しかし、江戸川が流れていないのになぜ江戸川橋なのかと疑問を持たれるかも知れない。実は江戸時代、神田川の中流部分は江戸川と呼ばれていて、その後中では一番早く造られた橋ということで江戸川橋となったのである。しかし、その後、1970年に上流〜下流まで神田川に統一されたため、江戸川の名前は橋と公園くらいしか残されていない。


さらに洪水を度々起こした神田川の治水を行なった大井玄洞の胸像などを見ながら、江戸川橋に到着。


実は江戸時代より桜の名所であったこの辺りも地元自治体などの努力により、桜の名所に復活した経緯なども書かれた案内板もある。実際に花見に再度訪れたいものである。