hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

第53回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会(1)

2018-01-21 05:00:22 | グルメ

年が明けて成人の日の3連休が終わると必ず行くイベントがある。そう、あの京王百貨店の一大イベント、第53回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会である。今年は1月10日から23日までで、諸事情でようやく20日になって行くことができた。

もう10年以上通っているが、毎年何を買うかでかなり悩むのである。しかし、ブログを始めてから今回で5回目ということもあり、幸いにもブログの中に『トラックレコード(?)』があることに気がついた。記録をひっくり返してみると4回で買った弁当は計11個、1回平均3.75個である。まず、その中身を分析するとメイン食材はウニが4個、牛肉が3個、カニが2個、アナゴが1個(そのほかに50回記念駅弁が1個)となり、なんと常にウニの弁当は買っているのである。

次に売っている駅を調べると東北地方が7個、中国地方が2個、北陸と関東が各1個と圧倒的に東北地方ということになる。一方で11個も買ったのに北海道も九州も1個もないのである。今年はこの空白を埋めるべく、北海道と九州の弁当を探さなくてはならない。

9時過ぎに家を出て新宿の京王百貨店に向かう。9時40分到着したが、正面入口にはすでに30人くらい並んでいる。最後列に並んだが、さらに後ろにはどんどん人が並ぶ。10時にオープンになり、7階までエスカレーターで上がるが既にたくさんの人。

今回は輸送駅弁はあまりに列が長くてあきらめ、チラシの一面に載っていた『まるごと雲丹と本ずわいの乗っけ飯』(小樽駅)の列が短かったので並ぶ。

この弁当屋には『海の輝き』というヒット作もある。実演販売だが、売り子の人は1人、それも一つずつ弁当の包み紙をゴム輪で包むため結構時間がかかる。

そうしている間に周りの列はどんどん伸びて行く。次に買う弁当を『牛肉』にするか、『アナゴ』にするか悩んだが、結局は列の短い『焼き夫婦アナゴめし』(広島駅)に決めて列に並ぶ。10分ほどで無事に購入。


せっかくきた弁当大会なので一回りするが、混んでいるところと空いているところの差が大きい。かにめし(鳥取駅)、いわしのほっかむり(釧路駅)、常陸牛カルビ弁当(水戸駅)などは人気がある。


さらに階段をみると今年も峠の釜めし(横川駅)は上の階まで並んでいる。牛肉ど真ん中(米沢駅)同様、スーパーのイベントや東京駅でも買える駅弁をわざわざここで買うのだろうか、いつも不思議に思う。

最後に駅弁ではないが、阪神百貨店名物のイカ焼きを実演販売しているのを見つけ、デラバンを思わず購入。デザートに伊勢の赤福も買って混雑と列が苦手な私は10時40分に京王百貨店を後にした。(弁当の詳細は次回)

北池袋駅〜下板橋駅〜板橋駅

2018-01-20 05:00:49 | 日記

『鉄道シリーズ』その196。『私鉄の始発駅の次の駅』第10弾、今回は東武東上線北池袋駅に行ってみた。東武東上線は1914年5月に池袋〜川越町(現、川越市)〜田面沢(のちに廃止)間で開業、最初は池袋駅の次は下板橋駅であった。その後、1934年5月に東武堀之内駅として現在の北池袋駅のある場所に駅を作ったが、1945年空襲により全焼、一度は廃止された。しかし、1951年に北池袋駅として再び建設されて現在に至っている。

池袋駅を発車した電車はほぼまっすぐ1.2km走ると北池袋駅に到着、京急北品川駅と違いこちらは池袋駅の北側に位置する。有人駅ではあるが、1日の平均乗降客が4551人とそれほど多くない。

駅を降りると踏切があるが、隣を走る埼京線とダブルになっているため、朝夕は開かずの踏切となり、2006年に駅南側の踏切で死傷者が出た事故も起きており、踏切とは別に地下道も整備されている。

駅を降りて付近をウロウロするが、はっきり言って何もない。仕方なくお隣の下板橋駅を目指すが、居酒屋やコンビニを除くと郵便局と風呂屋くらいしかない。そう思って入るうちに5分もかからず下板橋駅に到着。


北池袋駅との駅間は800mあるが、これはカーブしているからで直線距離はせいぜい500mほど、北池袋駅のホームからも下板橋駅はよく見える。
下板橋駅も戦災で移転しており、駅舎は豊島区池袋本町にある。


下板橋駅前には『電車の見える公園』がある。その名前につられて訪問したが、単にホームを臨める位置に殺風景な児童公園があるだけの話であった。

これで終わってはネタも不足なのでさらにJR埼京線板橋駅に足を延ばす。東上線踏切を渡るとようやく板橋区に入る。駅前通りを行くとマンションの一角に小さな弁天様が祀られており、おたふく弁天と呼ばれている。


昔、この辺りにはおたふく沼があり、願い事をするとそれを叶えてくれる弁天さまがいたとの言い伝えがあるらしい。


そこから板橋駅西口商店街に沿いながら歩いて10分ほどで板橋駅西口に到着。駅前には中山道板橋宿『むすびえのき』がある。

そして踏切を渡り、東口に行くとロータリーの先には新撰組局長近藤勇の墓と永倉新八の墓が並んで建てられている。近藤は新政府軍に捕まり、板橋にあった刑場で刑死して首は京都に送られ、身体はこの地に埋葬されたとされる。この墓を作るにあたり、尽力したのは意見が異なり袂を分かった永倉新八であった。


ただ、板橋駅も改修工事中であるが、他にはこれといって何もない駅である。






源の屋〜人形町ランチグルメ

2018-01-19 05:00:26 | グルメ

また、うどんを食いに行く。年明け以降やや飲み過ぎでもあり、昼はますます麺類が中心。飽きずに小諸そばのたぬきそばもいいが、たまには浮気と人形町をうろつく。前の事務所の近くにあるホルモン焼肉専門店の前に行くと『カス入り肉うどん』とある。


ちなみにこの『カス』とは何かご存知だろうか。東京ではあまり見かけないが、関西では結構メジャーなうどんやお好み焼きの具材でラードを抽出する際に残った『カス』のことをさす。一般的には『油カス』とも言うが、関西でカスうどんというとこれが乗っている。


店の名前は『源の屋』、夜はホルモン専門店らしいが、昼メニューのメインは『カスいり肉うどん』(680円)である。大盛や肉カスダブル、バラ肉ダブル、ネギまみれは100円増しだが、今回はねぎまみれにして見る。

5分ほど待つと大きな丼にたっぷりとネギがかかったうどんが登場。スープをレンゲで一口、甘めの関西風出汁はなかなか美味い。ちゃんとカスも乗り、メイン具材の豚バラ薄切り肉を甘く炊いたもの。ほかに柚子の皮が添えてあるが、いいアクセントとなっている。

うどんは少し太めでコシがある。カスが入っているからかボリューム感もあり、また、豚バラはあっさりしていてバランスがいい。麺の量は結構あり、大盛にせずとも満腹、ご馳走様でした。また、唐辛子は粗挽きでよく効く。

なお、ライスは卵やふりかけ付きで100円これも人気がある。来店客は多かったが、すべてひとりのサラリーマン風、女性にはあまり人気がないのかもしれない。

源の屋
中央区日本橋人形町1ー4ー13
05055907016

大船観音にお参りする

2018-01-18 05:00:38 | 日記

突然ですがクイズです。大船駅と高崎駅の共通するものはなんでしょうか?すぐわかる人は立派な旅行研究家か仏像マニア、まあ、最初の写真を見れば分かるかとは思いますが。2つの駅の共通点は両方とも駅から真っ白く大きな観音様を見ることができることである。しかし、クイズに答えられても実際に観音様にお参りをしたことがある人は少数派ではないかな?

かく言う私も何回も大船観音像を見る機会はあっても大船観音寺を訪ねるのは初めてである。(高崎観音も行ったことはありません。)場所は駅から西側を見ればすぐ目の前。JR大船駅西口を降りて、川と道を渡ればすぐに観音様の入口に出る。

ではこの観音様は誰がいつ建てたのだろうか。これは苦難の道と紆余曲折が絡む話である。当初は1927年に金子堅太郎(政治家、大日本帝国憲法の起草に尽力)、清浦奎吾(第23代内閣総理大臣)、頭山満(玄洋社総帥)、浜地天松(弁護士)など錚々たるメンバーにより観音思想の普及を目的に観音像建築がスタート、しかし、世界恐慌などによる資金不足から1934年に工事はストップした。

未完のまま放置された観音像を完成させるべく1954年に五島慶太などが発起人になり、大船観音協会が発足、東急グループからの資金支援を受け、1957年に起工式、1960年に落慶式が行われた。その後、1987年に神奈川県から曹洞宗大船観音寺として認証を得たものである。最初は右翼思想による護国観音からスタートしたプロジェクトが、世界平和を望む人々により戦後完成されたものである。

観音入口から道が細くなり、次第に上りの階段を登ることになる。すると入口で拝観料300円を払い、境内に入る。若いカップルもこの辺りまではくるが、拝観料を払わず帰るのも多い。もちろん私は拝観料を支払い、門の中に。右手に歩くとまた階段があり、ここからは観音様のお顔を拝見することができるようになる。


そして階段を登りきると大きな観音像、高さが25mある。

ぐるりと回ると胎内に入れるようになり、中に入ると20分の1の原像が収められ、鎌倉市の戦歿者慰霊などが行われている。また、大成建設による建設であることがわかるレリーフもある。


周囲にはベンチも置かれており、うららかな冬の日差しを受けながら日向ぼっこをする人も多い。反対側を見ると大船駅も全体を見ることができる。その経緯はともかく、十分に平和の良さを感じることができる白亜の観音様であった。それほど大変ではないので機会があればぜひ皆様もお寄り下さい。

茶のみ処大船軒〜大船ランチグルメ

2018-01-17 05:00:22 | グルメ

大船駅の駅弁といえば『鰺の押し寿司』が定番である。私が子供の頃、よく東海道線で大磯の祖父のところに行った時にも横浜駅のシウマイと並んでよく買ったもの。

実は歴史は古く、製造販売している大船軒が大正2年、当時は10貫入りで15銭で大船駅で販売を開始したというのだから、もう100年以上前のことである。

大船軒の本社は西口から5分ほどのところにあるのだが、そこに『茶のみ処 大船軒』を6年ほど前に開いたとの話を知り、早速行ってみた。バスターミナルの裏あたりに本社はあるが、これも昭和6年に建てられた渋い建物。その1階にある。


入口を入り、廊下を歩くとクラシックな部屋、靴を脱いでスリッパに履き替え、入店。中年女性が丁寧にお出迎え。喫茶店としても営業しているが、とにかく落ち着く。

もちろん、私は鰺の押し寿司を楽しみにきたのだが、メニューは3種類。いつもの鰺の押し寿司、鰺と小鯛の押し寿司、小ぶりの鰺を贅沢に使った『伝承 鰺の押し寿司』があるが、欲張りな私は小鯛2切れ+鰺3切れのセット(650円)を選択、すると奥の工場にオーダーを伝える。

5分ほどで寿司が登場。お澄ましとほうじ茶も合わせて登場。まずは醤油なしで鰺から、作りたてだからか、酢が優しく、アッサリしているが美味い。次に小鯛に移る。

身が少し大きいがこれも一口でいく。こちらは上品。生姜を一口、さらに鰺に醤油を少し、はっきりした味にはなるが、醤油なしで十分。あっという間に食べ終わり、もう一人前くらいは楽に行けそうな感じ。


他にお客さんもおらず、ゆったりできるが、食べ終わったのですることもなく、周りに飾ってあった昭和初期のお茶の土瓶などを眺める。古い洋館はいい、お茶はゆっくり飲んでお会計。

先ほどの女性に『醤油なしでも美味いですね。』というと女性は『私はいつも醤油なしで食べてます』とニッコリ。ご馳走さまでした。

茶のみ処 大船軒
鎌倉市岡本2ー3ー3
0467442005

湘南モノレール

2018-01-16 05:00:24 | 鉄道

『鉄道シリーズ』その194。今回は湘南モノレールで湘南江ノ島駅から乗車、まずは西鎌倉を目指す。湘南江ノ島駅のホームに立つと3両編成の懸垂式モノレールが出発を待っていた。


いずれの車両も殆ど乗っている人はおらず、ガラガラ。認識していなかったが、車両の移動(1号車から2号車)は乗務員以外は禁止されている。また、車両は三菱重工製で切り口は台形の天地を逆にした形をしている。


湘南江ノ島を出るとすぐにトンネル、薄暗い中を少し揺れながら走る。トンネルを抜けるとすぐに目白山下駅に到着する。

この辺りは軌道の下には旧京浜急行道路(現在は県道)が通る。目白山下駅では湘南江ノ島行きと交換、本数が多いため、離合も多い。


次の片瀬山駅は『片瀬』を『勝たせ』に掛けて合格祈願の駅として売り出し中であり、駅名標もなかなかポップである。


次が西鎌倉駅、ここでも離合があるが、モノレールの写真を撮るために下車。

カーブとカーブの間に駅があるため、撮影ポイントとしてはうってつけ。駅を降りると目の前に先ほどの県道、その先にはスーパーの駐車場があり、反対側からくる車両を撮ろうとするが、意外にスピードが早い。駅のスタンプを押して次の車両に乗り、大船駅を目指す。


この辺りはアップダウンが激しく、周りの風景を眺めても面白い。湘南深沢、湘南町屋と止まって行くが周辺には三菱グループの工場が目立つようになる。すると乗車する人が増えて、次の富士見町では遂に立つ人も出てくる。相対的にだんだん乗客の年齢が下がって行くような気がする。


そして周囲に混み合った住宅街が出てくるともう大船駅も近い。大船駅は観音像と反対側、降りる時にはその乗客の増え具合に驚く。朝のラッシュ時には3両編成では積み残しが出るというのもよく分かった。

胡坐式に比べて懸垂式はスピードが出るが、縦揺れ・横揺れともに激しく、乗り心地には難があるというのが私の感想である。もちろん、車両の下に何もないので眺めはいいが。


かいぼり29イベントに行く

2018-01-15 05:00:21 | 日記

『かいぼり29』のイベントが1月14、15日と行われていた。先週に引き続き井の頭池に散歩方々行ってみる。


15日の朝日新聞朝刊にかいぼりの記事が出たからなのか井の頭公園には人が多い。井の頭公園駅を降りて並べられているスワンボートの横を通り、ひょうたん池から池に沿って歩くと先週に比べて水面が大きく下がっているのに気がつく。

池にはゴイサギやカルガモなどがわずかに残る水の中で餌探しに懸命。一方、シラサギは池を諦めたのか木の上で水面を眺めている。

先週にも張られていたテントには井の頭池の自然や東京の水利をPRするコーナーもできてパネルの前には人だかり。


さらに側ではかいぼりの担当者がキャラクターと並んで記者会見の最中であり、やはりかいぼりの効果で外来種の魚類や亀などの増加が止まり、在来種であるモロコやテナガエビなどが増加、さらに日本固有種のスッポンが見つかったなどと話していた。


かいぼり屋のテントにはそのスッポンと外来種のミシシッピーミドリガメを見ることができた。
七井橋に行くと当たり前の池がすっかり水がなくなり、さらに弁天堂近くでは魚の選り分ける作業のため、寒空の下で沢山の人々が下半身を池の中に浸かりながらも魚を取っているのを見ることができた。

こうした地道な作業を14年から2年ごとにやることにより美しい井の頭池の復活を目指す人々の努力には本当に頭が下がる。これからは水底を乾かして、また水を入れ、在来種の生き物を入れてやる作業が3月末まで続くようである。

第55回ラグビー日本選手権決勝観戦記

2018-01-14 05:00:18 | 日記

今シーズンは中々日程の調整が出来なくて秩父宮に行くのは久しぶり。正月2日も行かなかったのでその寒さは完全に忘れていた。競技場に着いたのが11時20分、すぐに第1試合の3位決定戦トヨタvsヤマハが開始された。

準決勝では惜しくもパナソニックに敗れたトヨタとサントリーに全く歯が立たなかったヤマハであったため、トヨタ有利と思っていたが、前半のトヨタFLが怪我で退場。

これ以降は完全にヤマハペースでSH矢冨が好きなようにボールを回してヤマハが後半最後にトヨタに取られるまでノートライに抑え、28ー10で勝利した。

試合が終わったのが1時15分、そこから待ち時間が1時間。バックスタンドの向かって右側に席を取ったものだから、日が中々来ない。ようやく2時過ぎから日が差してホッとする。

決勝は全勝のパナソニックと前回優勝のサントリーの対戦。お互いに知り尽くしているため、簡単に点が入らないと思っていたが、開始4分でサントリーのSOギタウのゴロパンをCTB中村がうまく拾いトライ、ゴールも決まる。しかも、パナソニックのSOバーンズが故障して山沢に変えざるを得なくなる。

しかし、パナソニックは8分にFB藤田がゴール前まで持ち込み、ベテランLOヒーナンが押し込みトライを返す。(ゴールは失敗)

その後は接点の強さで相手の反則を誘うパナソニックと前に出るサントリーが攻めあうが、33分に不用意なパナソニックの反則の後、サントリーは中央に相手を集め、左端にいたWTB江見に最後は回してトライを取り、前半は終了する。

後半は動きで勝るパナソニックが何度もゲインラインを切って攻めたてるが、サントリーの強力な守りとゴール前のミスで16分の山沢のPGに押さえ込まれてしまう。さらにサントリーはフロントローを3人同時に交代させ、後半残り10分はパナソニックに球を渡さずに攻撃を連続する。

しかし、終了間際に自陣から2つの相手反則をもぎ取り、最後1プレイでサントリー陣5mのところでラインアウト、しかしサントリーのFWのひと押しで痛恨のノックオン。僅差ながら12ー8でサントリーが優勝した。

とにかく、攻めより守りが強い両チームの手に汗握る奮闘は見応えたっぷり。お互いにゴールを背にした守りの強さがこのスコアになったのではないか。難をいうと秩父宮の芝生がめくれて試合が中断する場面があまりに多く、盛り上がっていてもしばらく待たされることが何回もあったのは残念であった。

周りを見渡すとラグビーを見続けて半世紀以上の方ばかりでその指摘も的確、テレビの司会よりよほどよく知っているのには舌を巻いた。

味大将〜永福町ランチグルメ

2018-01-13 05:00:56 | グルメ

永福町駅近くでラーメン屋といえば誰しも永福町大勝軒を思い浮かべるが、行列が嫌いな私としてはあの長い列に寒風の中待つ気にはなれない。そこでグルメサイトを調べてみると使い勝手がよそうな店が他にもある。大勝軒から歩いて3分ほど、商店がなくなりかけた住宅街に『味大将』という店を発見。

休みの日ながら2時近いためガラガラかなとドアを開けるとほぼ満員。外から見るより内装は新しく綺麗な店。フロアの人がテキパキとカウンターに座る親子3人の隣の席を探してくれた。

カウンターの中には3人の料理人が忙しく鍋を振っている。メニューを見るとチャーハンが6種類もあるのでレタスチャーハン(770円)を注文。両隣ともまだ料理は運ばれておらず、待たされる予感。

しかし、その誰よりも早く5分足らずでレタスチャーハンが運ばれて来た。少し周りの目を気にしながら、スープの中にあったレンゲで一口。

ややしっとり系のチャーハンにシャキシャキのレタス、ゴロゴロのチャーシューが入っていて美味い。スープはラーメンと同じなのか、煮干しの良い香り。チャーハンは薄めの味付けで癖になりそうな美味さ。

付け合わせのたザーサイがアクセントとなり、また、一緒に出てきたポテトサラダも味が変わっていい。気がつくと5分程度でペロリ、量はそれなりにあるのだが。

隣のグループには子供のチャーハンとお父さんのワンタン麺は出てきたが、私が食べ終わってもお母さんには何も来ない。

店は相変わらず混んでいたので水を飲んで帰り支度。メニューを少し見たが、かなり豊富で老酒もハイクラスまで置いている。中々、侮れない店である。それにしてもレタスチャーハンが早く来たのには驚いた。フロアの人もテキパキしていて好感が持てるワンランク上の街の中華屋さんでした。ご馳走さま。


味大将
杉並区和泉3ー13ー9
0333288747

江ノ島の3つの駅を巡る

2018-01-12 05:00:23 | 日記

『鉄道シリーズ』その193。江ノ島付近にある3つの駅を回ってみる。江ノ島に最も近く、また、東京方面から直通運転がなされているのは小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅のみである。

駅舎は特徴があり、竜宮城を模した建物で、開業は1929年であり、かなりクラシカルな駅だが、この意匠はそのままに改築計画が進んでいる。

というのは1964年の東京オリンピックに引き続き、2020年の東京オリンピックでも江ノ島がヨットの会場として使用され、その交通手段として期待されているからである。

片瀬江ノ島駅を出て、目の前の人道橋をわたり、右に行くと江ノ島に行く隧道となるところだが、これを左に折れると洲鼻通りに出る。

この道は古くから使われていた道で地中から出てきた江戸時代の道標が出てきて『べんてんみち』と書かれている。

しばらく歩くと右手に緑の看板が見えてくる。この可愛らしい三角屋根が江ノ電の江ノ島駅で1902年開業、当時の名称は片瀬駅であった。

1929年に小田急江ノ島線開業に合わせて現駅名に変わっている。駅前の踏切は変則でちょうどX字のように道がクロスする場所に斜めに線路が走るため、車はおそるおそる通過している。

踏切を渡り、車道をさらに渡ると目の前に湘南モノレールの湘南江ノ島駅が登場する。と言ってもホームは地上5階の所にあり、さらに耐震工事中のため、エスカレーターも使えずテクテク階段を登っていく。(もともとエレベーターは設置されていない。)


湘南モノレールは元は懸垂型モノレール拡販のため、三菱重工などの三菱グループと京浜急行が1966年に事業会社を設立、1970年に一部開業(大船〜西鎌倉)、1971年7月全線開業した。経路は旧京浜急行有料道路の上に作ったものだが、経営は三菱重工業が中心となり行なってきた。しかし、2015年に経営共創基盤傘下のみちのりHDに事業譲渡されて現在に至る。

階段をようやく登りきると改札口が現れるが、今のところSuicaやPASMOは利用できず、券売機で切符を買い、乗車する。

湘南江ノ島駅は高い所にあるため、駅から海がよく見える。ただ、反対側は目の前にすぐトンネルが迫っていて、前側はよく見通すことはできない。ちなみにこの3つの駅の1日平均乗車人数はモノレールが1865人(2008年)、江ノ電2746人(同)、小田急9467人(同)とモノレールが最も少ないのである。(以下、次回)