hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

第55回ラグビー日本選手権決勝観戦記

2018-01-14 05:00:18 | 日記

今シーズンは中々日程の調整が出来なくて秩父宮に行くのは久しぶり。正月2日も行かなかったのでその寒さは完全に忘れていた。競技場に着いたのが11時20分、すぐに第1試合の3位決定戦トヨタvsヤマハが開始された。

準決勝では惜しくもパナソニックに敗れたトヨタとサントリーに全く歯が立たなかったヤマハであったため、トヨタ有利と思っていたが、前半のトヨタFLが怪我で退場。

これ以降は完全にヤマハペースでSH矢冨が好きなようにボールを回してヤマハが後半最後にトヨタに取られるまでノートライに抑え、28ー10で勝利した。

試合が終わったのが1時15分、そこから待ち時間が1時間。バックスタンドの向かって右側に席を取ったものだから、日が中々来ない。ようやく2時過ぎから日が差してホッとする。

決勝は全勝のパナソニックと前回優勝のサントリーの対戦。お互いに知り尽くしているため、簡単に点が入らないと思っていたが、開始4分でサントリーのSOギタウのゴロパンをCTB中村がうまく拾いトライ、ゴールも決まる。しかも、パナソニックのSOバーンズが故障して山沢に変えざるを得なくなる。

しかし、パナソニックは8分にFB藤田がゴール前まで持ち込み、ベテランLOヒーナンが押し込みトライを返す。(ゴールは失敗)

その後は接点の強さで相手の反則を誘うパナソニックと前に出るサントリーが攻めあうが、33分に不用意なパナソニックの反則の後、サントリーは中央に相手を集め、左端にいたWTB江見に最後は回してトライを取り、前半は終了する。

後半は動きで勝るパナソニックが何度もゲインラインを切って攻めたてるが、サントリーの強力な守りとゴール前のミスで16分の山沢のPGに押さえ込まれてしまう。さらにサントリーはフロントローを3人同時に交代させ、後半残り10分はパナソニックに球を渡さずに攻撃を連続する。

しかし、終了間際に自陣から2つの相手反則をもぎ取り、最後1プレイでサントリー陣5mのところでラインアウト、しかしサントリーのFWのひと押しで痛恨のノックオン。僅差ながら12ー8でサントリーが優勝した。

とにかく、攻めより守りが強い両チームの手に汗握る奮闘は見応えたっぷり。お互いにゴールを背にした守りの強さがこのスコアになったのではないか。難をいうと秩父宮の芝生がめくれて試合が中断する場面があまりに多く、盛り上がっていてもしばらく待たされることが何回もあったのは残念であった。

周りを見渡すとラグビーを見続けて半世紀以上の方ばかりでその指摘も的確、テレビの司会よりよほどよく知っているのには舌を巻いた。