hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

江ノ島の3つの駅を巡る

2018-01-12 05:00:23 | 日記

『鉄道シリーズ』その193。江ノ島付近にある3つの駅を回ってみる。江ノ島に最も近く、また、東京方面から直通運転がなされているのは小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅のみである。

駅舎は特徴があり、竜宮城を模した建物で、開業は1929年であり、かなりクラシカルな駅だが、この意匠はそのままに改築計画が進んでいる。

というのは1964年の東京オリンピックに引き続き、2020年の東京オリンピックでも江ノ島がヨットの会場として使用され、その交通手段として期待されているからである。

片瀬江ノ島駅を出て、目の前の人道橋をわたり、右に行くと江ノ島に行く隧道となるところだが、これを左に折れると洲鼻通りに出る。

この道は古くから使われていた道で地中から出てきた江戸時代の道標が出てきて『べんてんみち』と書かれている。

しばらく歩くと右手に緑の看板が見えてくる。この可愛らしい三角屋根が江ノ電の江ノ島駅で1902年開業、当時の名称は片瀬駅であった。

1929年に小田急江ノ島線開業に合わせて現駅名に変わっている。駅前の踏切は変則でちょうどX字のように道がクロスする場所に斜めに線路が走るため、車はおそるおそる通過している。

踏切を渡り、車道をさらに渡ると目の前に湘南モノレールの湘南江ノ島駅が登場する。と言ってもホームは地上5階の所にあり、さらに耐震工事中のため、エスカレーターも使えずテクテク階段を登っていく。(もともとエレベーターは設置されていない。)


湘南モノレールは元は懸垂型モノレール拡販のため、三菱重工などの三菱グループと京浜急行が1966年に事業会社を設立、1970年に一部開業(大船〜西鎌倉)、1971年7月全線開業した。経路は旧京浜急行有料道路の上に作ったものだが、経営は三菱重工業が中心となり行なってきた。しかし、2015年に経営共創基盤傘下のみちのりHDに事業譲渡されて現在に至る。

階段をようやく登りきると改札口が現れるが、今のところSuicaやPASMOは利用できず、券売機で切符を買い、乗車する。

湘南江ノ島駅は高い所にあるため、駅から海がよく見える。ただ、反対側は目の前にすぐトンネルが迫っていて、前側はよく見通すことはできない。ちなみにこの3つの駅の1日平均乗車人数はモノレールが1865人(2008年)、江ノ電2746人(同)、小田急9467人(同)とモノレールが最も少ないのである。(以下、次回)