ワイヤレスイヤホンを無くす

４月に末の息子がくれたワイヤレスイヤホンを無くした。最初の頃に左耳のイヤホンが抜け落ちる原因は歩く姿勢の問題だとして、歩く姿勢を矯正して抜け落ちにくくなったと秘かに自賛していた。しかし、最近になって右と左で耳に挿入する角度が異なっているのに気付き、角度を揃えると全く落ちなくなった。何故こんな単純なことに気付かなかった不思議だが、そんなものだろうと思った。

それ以来、散歩や山裾歩きする時に必ず好みの音楽を聴きながら出かけるようになった。３‐４時間休みなく続けて歩く時に音楽は最高のエネルギーになる。交通量の多い道は滅多に歩かないので、後方からくる車に気付かず事故に遭う心配も殆どなかった。こんなに重宝するプレゼントは若い頃に長男がくれたスポーツ系の衣服以来のことだ。

なのに、昨日散歩に出ようと思いつきケースを開くと、左耳用のワイヤレスイヤホンが無かった。一昨日は川沿いの散歩道を歩いた記憶がある。家の中で出し入れすることはない。なので、一昨日歩いた散歩道の実家に近い１－２キロに落としたはずだ。昨日と今日小雨の中を思いつく限りの道を捜したがどこにもなかった。小さいものなので見つけられる可能性はほぼ無いと諦めた。

今日試しに片耳のイヤホンで歩いてみたが、音楽を楽しむには音質が物足りない。残念だけど時間をかけて探すより新しいワイヤレスイヤホンを買った方が良さそうだ。それだけコスパが良いプレゼントだったと思えば悔しさも薄れる。後期高齢者になったからではないと思いたいが、馬鹿みたいに単純なミスを繰り返すのはちょっと悔しい。■