八十路徒然なるままに

かくて明けゆく空のけしき、昨日にかはりたりとは見えねど、ひきかへめずらしき心ちぞする。徒然草より

七十路徒然なるままに

2007年06月21日 09時49分40秒 | Weblog
[ 濡れ石塔 ひなび雨蛙 おおあくび ]
恥ずかしながら、駄じゃれ句。数年前、ある法要に招かれた。郊外の山あいのお寺。この地では、由緒ある池がある。少し間あいがあったので、その池をみるとはなしに眺めていた。池の端に、小石が三、四個積み重さねてあり、石の塔にみえた。緑にこけむしていた。その上に、ちょこんと小さい雨蛙がのっていた。きょろ-りと見回し、口をあけた。退屈していたわけではないだろうが、欠伸にみえた。「はじまるよ-」って声をかけられたので、その場を離れた。その蛙は、たぶん、ぴょ-んと水の中へ、すい-っとかき分け、ひょい-と蓮の葉の上にのったと、想像した。 有名な俳句、「 古池や 蛙飛び込む 水の音 」こんな情景を想いうかべた。スロ-ライフってゆうのかな。ちょっとのんびりした時間だったと、想いだしている。きのうまで、好天が続き、今日は梅雨の空、四季おりおりに、情緒かある。もっと自然を楽しみたいと感じている。

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