旧暦閏三月の続き。30年前に刊行された、理科年表読本-「こよみと天文・今昔」の本の始まりに、舟橋聖一著・「花の生涯」の、一節が載っている。そのまま引用すると、「また降り出しましたぞ」「雪ですか」「近来まれな大雪です」「宵節供というのに、些か季節外れの雪ではござらぬか」---とある。この桜田門外の変があった年が、閏三月だった。宵節供に雪が降ったとあるのは、早い季節であれば、珍しくもない、遅い、閏三月の三日なのかも。陰暦の月は、季節になる。一月、二月、三月、閏三月は「春」。春の期間が長い。四月、五月、六月は「夏」。よく皐月晴れと言う。今年は六月下旬頃からなのか。夏の訪れも、秋の訪れも、遅いかも。今年は、一口に言って「異常気象」なのかも。画像は、近くの神社の狛犬に降りかかる、花吹雪。
満開になったと思ったら、散っている。桜の種類は、いろいろあるのだろう。花びら1枚づつ、花吹雪になると、思っていた。散った足元をよく見ると、画像のように散っていた。昨日、今日は、花冷えより寒い。今日は、四月の21日。旧暦で、閏3月1日だ。この旧暦、三月が二回あつた19年前は、冷夏だった。ちなみにその年の7月の、日中の最高気温の平均は、27.8度、8月は、33.3度、9月は27.9度だった。この前年も、翌年も、7、8、9月とも、30度を越している。翌年の8月は、37.3度と、あるので、暑かったと思う。数字は、気象庁の気温デ-タ-を、用いました。異常気象とか、天候不順の一年だと考えている。