時期ではない一句。思い出したように、たまぁーに、ぽろっと書いている。介護が始まったころ、車椅子のまま、廊下で日向ぼっこをさせていた。「かーぁちゃん、かぁーちゃん」と呼んで、「なんですかぁ」と顔を出したら、真っ赤に咲いたシクラメンを、指さし、じぃーと見つめていたという。その頃、時間があれば、日向ぽっこをしながら、おしゃべりの相手をしていた。その頃は、話す言葉もはっきりしていた。最近は、言葉がわからない。話しをしている時は、うなずいたりして、相手をしている。今日は、妻が髪を切ってやった。暑くなる前に、カットしようと、前々から予定をしていた。今日は、入浴サービスの世話になるので、ばあちゃんの機嫌もいいので、急いで、カットをした。後ろ襟足を蒸しタオルで温めると、気持ちよさそう。剃るとさっぱりした。震災後、二年過ぎて、同居するようになった。最近は、元気は元気だか、弱弱しくなってきている。