毎回、写経のあと、お茶をいただく。手ふきのティッシュとか、菓子の袋とかを捨てる。その時、「どうぞ」といわれて、この箱に入れる。今日は、前掲の栗の一枝と、楓、二枝を、この紙箱に入れて、いただいてきた、「なるほど、なるほど」と、感心をしている。
もうすぐ、秋の彼岸になる。親しみを込めて、我が家には、生き仏様がいる。102歳が過ぎた。認知症だが、平常の時は、何かをしてやると、「ありがとう」という。ご飯のあとは、ごちそうさまねぇでと、終わると、「ごっつぉさん」と、いう。感謝の気持ちが、102歳でもある。こんな表情をみると、いろいろ教えられている。今日の法話は、お彼岸になるので、仏様に、なんでもいいから、話しをかけてくださいだった。今はあまり見かけなくなった花、彼岸花、「曼珠沙華」。文字をみると、仏教の言葉に見える。この花は、毒性があるので、お墓に、もぐら、ネズミが近寄らないので、お墓を守る花ともいう。大昔には、非常食として、水にさらして、毒を抜くと、澱粉質が多いので、乾燥して保存をしていたとか。自然の摂理なのだろう。