以前に撮った、九月も終わりの頃の空。怪しげな色だった。テレビの報道で、災害が発生する台風が、接近中という。ものの本によれば、八月の下旬は統計的には、上陸数は、多い。九月は、下旬にかけて、大型のものが、襲来するとある。ちょっと前には、二百十日とか、二百二十日とか、災害が多くなると聞いていた。辞典をぺらぺらとめくって、「野分け」を読むと、「野分き」と同じで、二百十日、二百二十日前後に吹く、暴風。台風。とある。また、秋から初冬にかけて吹く強い風と、読んだ。別の本には、陰暦の八月に吹く大風をいうとある。分かったような、分からないような、気分。二百十日、二十日も、野分けも、要は、陰暦の時代に使っていたことなのだろうと、納得をしている。別のことだが、八月の下旬に、虫の鳴き声が聞こえたと、思ったら、九月なって、聞こえず。虫も、何時から、泣き続ければいいんだぁと、迷っているのかも。小林弦彦著から引用します。「秋」-紅葉不鮮―残暑厳しく、秋風遅く、台風多いか。秋は、九月十九日から。季節感の相違が、大すぎる年、年内は暖冬で、寒さは年が明けてから、読んだ。