画像は、機関車略図という本の、一ページから。題名と、「日本鐡道株式会社」と、動輪が、表紙に刻字してある。物の本を、ぺらぺらめくって、明治28年2月、「日本鐡道会社」創設とあった。その頃出版のもののかも。先日まで、「鉄道開業150年」と、テレビの特番を、ながら身をしていた。鉄道開業は、明治五年、1872年で、当地方の、常磐線の開業は、1897年ー明治30年で、磐越東線は、大正六年ー1917年に、開通したと読んだ。画像の、機関車略図は、祖父が機関車の運転手をしていた。たぶん、大正年間と昭和の初期の頃と思う。昭和20年に、70歳で没している。遺写真の顔しか覚えがない。機関車略図は、38図が綴られている。載せた略図は、「日本鉄道株式会社製」とある。そのほかは、製造会社の名前は、「マニシングワールド」とか、「ダフス」とか、「ネルソン」とか、記載してある。略図の下の行に、「一時間二十哩ノ速度ニテーーー」とある。時速は、32キロメートルのようだ。三昔しほど前に、父親が、祖父が居住していた家屋を、取り壊した時に、この略図本と、なんか「一休さん」だったと思う本と、「算術のこと」とか、機関車運転手時代の正装の時、着装した、模造剣を帯刀する帯、左肩から右脇腹に腹帯状のベルトも、「持てっろ」と、渡された。白い上下の正服もあったが、ぽろぽろと崩れてしまい、「これはだめだなぁ」だった。小生、古書の収集の趣味は無い。先祖様の名残りのもので、思い出の物として置く。