石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

2月26日 本日は市長施政方針表明に対する会派代表質問を行いました

2025年02月26日 | 国立市議会
 こんにちは、新市長に対して永見市政からの行政継続性が重要であることを強く訴えて行きたいと考えている石井伸之です。

 本日は午前7時より矢川駅北口ロータリーで朝の市政報告を行い、午前10時より令和7年3月議会において会派代表質問が行われ、午後8時からは国立市消防団第一分団で消防操法訓練を行い一日が終わりました

 私は自民党会派を代表して6番目に30分の持ち時間で質問を行いました。

 質問事項としては市長施政方針表明の中で最も重点を置いている政策について、有機フッ素化合物PFASについて、矢川上地区まちづくりについて大きく3点質問しました。

 一つ目の質問としては重点項目を絞りにくいらしく、掲げた多くの項目が必要とのことです。

 限られた財源を考える中で、予算配分の濃淡や優先順位は必要です。こういった点について明確な答弁が得られなかったのは残念に感じます。

 有機フッ素化合物については災害対策用井戸の調査を行うそうですが、数値が明確になった際の風評被害防止を訴えました。

 調査を行うという点から、万全の風評被害対策を行う中で国立市内ハケ下地域における農作物を守るべきです。

 また矢川上地域におけるまちづくりについては、市民の意見を聞いて対話をするということですが、明確な期限はなく、このままではズルズルとまちづくりが遅れる可能性があります。

 グランソシエ国立の西側、東京女子体育大学北側地域の矢川上地域は土地区画整理事業を行う網掛けが昭和36年にされていることから、土地利用が制限されています。

 既に実現不可能とも言える土地区画整理事業の網掛けをはずし、新たに地域住民の住環境を守り、僅かですが土地利用を緩和する手法が示されました。

 この計画作りにあたっては、令和元年から勉強会や住民の方との意見交換が積み重ねられた中で、1月下旬に住民説明会が矢川プラスで行われました。

 こういった点からも、居住されている方の意見を尊重する中で、土地区画整理の網掛けを外し、新たな土地計画の策定を行うべきです。

 今後とも市民の皆様の声を伺う中で、市政発展に向けて訴えていきます。

 会派代表質問登壇時の原稿をアップ致しますので、ご一読いただけると嬉しく思います。

 こんにちは、自由民主党会派を代表して市長施政方針表明に対する会派代表質問を行います。傍聴にお越しの皆様、インターネット中継をご覧の皆様に感謝申し上げます。

 2月10日に市長施政方針表明未定稿を読ませていただきました。大きな2の所信表明部分は、はっきり申し上げて、12月15日投開票で行われた国立市長選挙という激戦を戦い抜いた方の文章と思えないほど、国立市政に対する情熱を感じられません。熱さが感じられません。パッションを感じられません。元気がありません。大きな3の令和7年度予算と主な施策の部分と同じトーンで論じられているように感じます。

 今から8年前となる平成29年2月23日、国立市長選挙に初当選された当時の永見かずお市長はご自身が大切にされている3つの信条と、選挙期間中に掲げた5つの視点でまちづくりを進めていく考えを、市長施政方針表明の中で示されました。

 3つの信条は「常に誠実であること」「市民を尊敬すること」「常に市政に 献身すること」5つの視点は「産んでよし、育ててよしのまち くにたち」の実現、「24時間安心安全のまち くにたち」の実現、「個性ある賑わいと自然の共生したまち くにたち」の実現、「文化と芸術が香るまち くにたち」の 実現、「持続可能なまち くにたち」の実現を掲げました。

 今から14年前の国立市長選挙に初当選された当時の佐藤一夫市長は、平成23年6月11日に行った市長施政方針表明において、市長の最大の使命は 「市民一人ひとりのいのちと健康、そして財産を守ること」であると考え 「病気になっても、しょうがいを持っても、安心して暮らし続けられるまちをつくる」ことを掲げました。

 重点施策を「1国立市民のいのちと健康を守る」「2国立のまちの景観と 賑わいをつくる」「3法やルールを守り、赤字市政からの脱却を図る」「4国立の子育て・子育ちに責任を持つ」の大きく4点に分けて市長施政方針表明を 力強く語っていました。

 関口元市長、上原元市長もご自身の信念に基づいて、国立市の進むべき道を市長施政方針表明の中で力強く訴えられていたことをつい昨日のように思い出します。

 このように、行政のトップが自らのビジョンを語り、職員と共に同じ方向を向いて国立市をより良く発展させる気概が無ければ、市政運営の基本姿勢を職員へ示すことは出来ず、進行方向が皆目見当もつきません。

 このままでは、国立市政が種田山頭火の名句「分け入っても、分け入っても、青い山」のような状況に陥ることは明白です。明確なビジョン無き国立 市政の行く末が富士山の裾野に広がる青木ヶ原樹海へ迷い込むのではないかとの危惧を覚えます。

 市民との対話を重視することや市民の意見を尊重することは理解しますが、既に十分な市民意見を聴取している施策については行政の継続性という観点から速やかに事業を進めるべきです。

 小田原評定のように決断が先送りされ、国立市政が推進力も羅針盤も持たず「魔の海」「粘りつく海」「船の墓場」と呼ばれているサルガッソー海域から抜け出せないという事が無いよう、その点を問いただす意味も込めて質問を致します。

 一つ目の問として、2所信表明の中で4ページの結びに「こうしたことを4年間かけて全身全霊で取り組んでまいります」とあるが、最も重要な「こうしたこと」は具体的な施策として何を示すのでしょうか?

 2つ目の問いとして14ページにある有機フッ素化合物(PFAS)についてお聞きします。飲料水は東京都水道局が細心の注意を払う中で、適宜調査を行い令和2年4月1日に「水質管理目標設定項目」として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの量の和として50 ng/L(ナノグラムパーリットル)以下」となっています。

 1ng/Lとは、水1リットルあたり10億分の1グラムの物質が溶解していることを表し、暫定目標値の50ナノグラムパーリットルは、人が一生涯毎日2リットル飲用しても問題ない値(あたい)とされています。また、東京都環境局では地下水の調査も適宜行っており、都民の皆様の不安に寄り添う対応をしています。そこで、市長は汚染対策と書かれていますが、地下に染み込んだ有機フッ素化合物に対して具体的にどういった汚染対策を市が行うのでしょうか?

 3つ目の問いとして、17ページ目の下から3行目に「矢川上土地区画整理事業の見直しに伴う地区計画の策定につきましては、市民の意見をしっかりと伺いながら検討を進めてまいります」とあります。

 既に都市整備部職員の方々が令和元年より勉強会を行う中で地域に入り一軒一軒丁寧に訪問する中で意見を聞いています。また、適切な情報提供の一環として16号に及ぶ矢川上地区まちづくりニュースを令和元年から令和6年に掛けて発行しています。はたして市長はこれ以上何を市民に聞くのでしょうか?

 質問は以上です。答弁は一括していただき、再質問は自席に行います。

 来週には会派代表質問のインターネット中継が国立市議会ホームページにアップされますので、ご覧いただけると幸いです。

 議場ではPFASの単位をナノグラムと言うべきところを、何度かナノミリグラムと言っていますのでその点はご容赦ください。
 

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