こんにちは、昨日の青柳祭りで幾度となく重量物を運搬した関係で、足腰が痛む石井伸之です。
本日は国立市議会9月議会において総務文教委員会が行われました。
自民党会派からは高柳議長と遠藤議員が出席しています。
審議件数は市長提出議案が5件、報告事項が2件となっています。
市長提出議案において議員生活22年目で初めての議案が出てきました。
「物品の買入れの追認について」という議案名です。
説明の中では「議会の議決に付議すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により、予定価格2000万円以上の財産については議会の議決を経て取得するべきところ、議会の議決を経ずに買い入れを行っていたため、当該買入れの追認について提案するものである」と、書かれています。
これは令和6年度において知的障害特別支援学級設置校の教師用教科書及び指導書を1004万4484円で購入し、自閉症・情緒障害特別支援級設置校の教師用教科書及び指導書を1042万7075円で購入していることに関連します。
見た目では2000万円以下となっていますので、その点について何ら問題はないかと思います。
しかし、類似する2件の物品買入れの合計額が2000万円を超えており、一つの契約としてまとめて付議するべきではないか?という議論があったことに端を発します。
この件については判例等も出ておらず、判断が非常に難しい問題ではありますが、2000万円を超える買入れとして見なされる可能性があるために、疑義のある不安定な状態を放置することは妥当ではないとの判断から、議会の追認を得る議案の提出となったとの説明がありました。
一言で言えば「転ばぬ先の杖」のような議案かと思いますが、法的に問題となる可能性のある部分を治癒(ちゆ)させることも安心して安定的な市政運営を行ううえでは必要な措置であると考えます。
こういった議案を見るたびに、市民生活を守るという重い責任があることを痛感します。これからも市民の皆様への適切な情報提供に努めて行きます。