おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨晩(9月15日)のビッグイベントは、笹 鈴鼓さん が主宰するFacebook Live に【アドラー心理学】パラリンピアン「器官劣等性とその補償・創造力について」と題して出演したことでした。
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一昨日の朝、知的障害を中心とした方々の伴走指導に従事されている 磯野 茂さん(一般社団法人 日本伴走家協会 代表理事)にも出演を呼び掛けて3人で進行しました。
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笹 鈴鼓さん の開始のご挨拶に続いて私がアドラー心理学の立場から代表的パラリンピアンを例にしながらアドラーの器官劣等性とその心理的補償の理論をもとに彼らのたぐいまれな創造力をお伝えしました。
続いて、パラリンピックの創始者 ルードヴィッヒ・グットマン博士(ドイツ出身のユダヤ系 イギリス人の神経学者、1899~1980)の言葉「失われたものを数えるな。残されたものを最大限に生かせ」がアドラーの「重要なことは、人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである」の言葉と瓜2つであることを紹介しました。
アドラーの器官劣等性の理論の根幹は、次の言葉です。
「器官に何らかの欠陥がある場合は、その欠陥を補うような働きが自然に備わったり、または他の器官が欠陥のある器官の代わりを果たそうとしたりする。命はつねに継続を目指す。・・・・精神の働きも、このような器官の働きによく似ている。どんな精神にも目標や理想とする状態があり、現状を超えてそこに到達しようとする」(『生きるために大切なこと』)
理屈はこれくらいにしておきます。
特別ゲストの磯野 茂さん は、伴走にあたって「助力を与えてはならない」の言葉と共に選手と伴走者の「信頼関係」を特に強調されました。
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磯野さんは、5分ほどの出演予定だったのですが、イベントが終わる21:50くらいまでおつき合いいただき、視聴者からのご質問にも答えていただきました。
このイベントを通しての私の実感は、次のとおりにまとめられます。
・パラリンピック大会の残した「全世界に15%存在する障害者(身体的・知的・発達的など)」のメッセージをもとにした【共生社会】の実現はこれからであること
・その中で “Diversity”(多様性)を認め合うことが求められていること
・そのために「尊敬」「信頼」「共感」「寛容」などのマインドを持つアドラー心理学の重要性がその支えになること
◆ご関心をお持ちの方は私のフェイスブックにタグ付けされたFacebook Live映像をご覧ください。
https://www.facebook.com/iwai.toshinori
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<お目休めコーナー>9月の花(16)
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