おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
一昨日(2022年11月23日)のブログで「待ったなしの【後期高齢者】、でも、輝いて生きる!」を書きました。
舌のねの乾かないうちに今朝は無節操にも、そうそう「輝いてばかりいられない」という話を書きます。
昨日の午後は区役所に出向いて「後期高齢者医療制度」について詳しく聞いてきました。
・75歳の誕生日の前日までは、国民健康保険、あるいは健康保険組合発行の保険証と高齢受給者証が使えるが、75歳の誕生日をもって「後期高齢者医療被保険者証」に切り替わる。
・医療費の負担割合は以前の所得によって異なり、1割、2割、3割のパターンがある。
・自己負担割合が3割の人は、同じ世帯の被保険者の中に住民課税所得が年に145万円以上の人がいる場合である。 等々
私は以前に金融関係の年金担当の方に相談し、自分のもらえる年金額について試算してもらっていました。
22歳の時から70歳まで ー 2年間ほど国民年金のお世話になっていた時期を除外してー の社会人生活のほとんどを厚生年金を支払い続けていて、年金担当の方に「そこそこの年金額になりますよ」と言われたものの、とても夫婦二人の家計を維持できるほどの金額になりません。
これが現実です。
私の場合、ヒューマン・ギルドの経営者であり続けるためにある金額の役員報酬をもらい続けるつもりでもあるし、「雑収入」として印税収入が入るので、いきなりみじめな生活に入ることはなさそうですが、これから10年、20年と生き続けるとしたら、かなり生活の仕組みを変えなければならないことに直面しました。
話は変わって、10月8日から11月5日にかけてNHK総合テレビで放送された松坂慶子主演の「一橋桐子の犯罪日記」をカミさんと一緒に観ていました。
https://www.nhk.jp/p/ts/2LKPLXJYL6/
松坂慶子さんと言えば、私たちの世代では「愛の水中花」。
その松坂慶子さんが76歳の一橋桐子を演じ、余生に選んだのは“ムショ活”(注:犯罪を犯して刑務所で過ごそうとたくらむこと)。
親類縁者も貯金も持ち家もなし、パートのわずかな収入と年金で細々と暮らす高齢女性を見事に演じきったのです。
ほのぼのとしたシーンがいくつもありましたが、時にせつなくて、【後期高齢者】が迎える現実をまざまざと見せつけたドラマでした。
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