アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。

3つの話題をご提供。

1.昨日(2月13日)は第80期 アドラー・カウンセラー養成講座 の2日目を行っていました。

この日は徹底的にアドラー派ならではの「ライフスタイル調査表」の収集法のデモ、ペアでの収集法の実践を行いました。

2.カミさんが10月から球根から育てているクロッカスとヒヤシンス、窓辺で春を待ちわびながら蕾になり、すくすくと開花し始めました。

面白いことにそれぞれ個性があります。
成長が早いもの、ゆっくりと成長するもの。
みんなそれぞれ違います。

クロッカスとヒヤシンスが育つ過程で連想したのがR.ドライカースの次の言葉です。

「植物が太陽と水を必要としているように、子どもは勇気づけを必要としている。不幸にも、最も勇気づけの必要な子どもが最少のものしか得ていない。それは、その子をさらに落胆と反逆へと押しやる反応を私たちがするように、その子が振る舞うからである」
(『やる気を引き出す教師の技量』、R.ドライカース&P.キャッセル)

3つの文章のうちの最初のものは誰でも理解できるでしょう。

2番目の文章は、現在のコロナ禍の子どもたちを想像してみるとわかります。

勇気づけが必要な時期に楽しい給食の時間は黙食、マスクを余儀なくされ友達とじゃれ合うこともできない。
友人たちとLINEをし合いながら陰湿ないじめが起きる。

最後の文章「それは、その子をさらに落胆と反逆へと押しやる反応を私たちがするように、その子が振る舞うからである」を私なりに意訳してみるとこうなります。

「その結果、子どもは勇気をくじかれ、(親や教師の)対応によって子どもが反逆を招くような反応をするように(わざわざ)不適切な行動をしてしまうことになる」

不適切な行動は、勇気くじきの結果です。

1つの数字を示します。

自殺者数の全体は、大まかに言うとここ5年連続2万人強です。



ところが、コロナの前から子どもたちの自殺者数は次のとおりで、2020年から急増しています。

2018年 333人
2019年 339人
2020年 479人
2021年 440人(暫定値)

クロッカスとヒヤシンスが水と太陽の恵みによって育つのと同じように、子どもたちに勇気づけが必要なことを改めて感じた日々でした。

3.本日21:00配信の You Tube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド では「『嫌われる勇気』の【トラウマは存在しない】ってアドラー心理学の定説なの?」の問いに答えて「トラウマは存在する」ことを強調します。
乞うご期待!

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