アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
1.アドラーは「人生の意味は貢献である」と、『人生の意味の心理学 上』を筆頭にさまざまな箇所に書いています。

この『貢献』について、致知出版社のメルマガで佐藤 等さん(ドラッカー学会共同代表理事)のご著書からのP.F.ドラッカーの言葉が載っているのを見つけました。
「自らの果たすべき貢献を考えることは、知識の段階から行動の段階への起点となる。問題は、何に貢献したいと思うかではない。何に貢献せよと言われたかでもない。何に貢献すべきかである」(『明日を支配するもの』)
「貢献に焦点を合わせることによって、自らの狭い専門やスキルや部門ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向ける」(『経営者の条件』)
アドラーが個人、あるいはより広い共同体のために『貢献』を説いたのに対して、ドラッカーの『貢献』は、経営組織を想定してのものです。
■佐藤 等さんとのご縁については、2019年7月6日付けブログ 月刊『致知』アドラー×ドラッカー 人間学対談 にも書いています。
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20190706

(左から藤尾社長、佐藤 等さん、私、藤尾允泰さん)
対談の結果については、月刊誌『致知』 2019年9月号にも掲載されました。

思い返せば私は、大学生時代のゼミ論(私の所属していたゼミでは、4年生の卒論の代わりに3年生、4年生の時にゼミ論が課されていた)で『ドラッカーの経営学』を書いていました。
そのためドラッカーの本のかなりを読み込んでいます。
話を戻すと、アドラー心理学と経営学、アドラーとドラッカーを照らし合わせると、「知のイノベーション」のような現象が起きてくるので、学びの楽しみが倍増します。
■「知のイノベーション」に関連する記事を2024年5月14日付けブログに「多元的(ハイブリッド)の学びの基盤」として書いているので、ご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/iwai-humanguild/d/20240514
2.本日の21:00から配信のYouTube「アドラー心理学専門チャンネル/ヒューマン・ギルド」は「【アドラー心理学】話しが通じない人とのつきあい方」のタイトルで永藤かおるさんがご提供。
話しが通じない理由から「話しが通じない」と思ったときの対応法まで13分半ほどで語っています。

ご視聴は https://youtube.com/@user-pq7cw7zh9h から入ってご覧ください。

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