今年初夏の頃、自宅の庭でたくさんの薔薇の鉢植えを栽培していた同級生の友達が、都合で鉢植えを処分するという事を聞いて、私も上手く育てる自信はないけれど、廃棄処分するのならば貰って行く・・・と、数鉢、持ち帰って来た。
悲しいかな・・・案の定、夏が過ぎたら2番咲きどころか、葉が全部落ちてしまうという有様で・・・だからと言って、そのまま放置するのも可哀そうと思い、時期かどうかも分からぬまま、薔薇の木を鉢から外して、新しい土を追加し植え直してみた。
当然、枯れても仕方がないなという考えも無きにしも非ず・・・でも、スゴイものですねぇ、葉が復活したばかりか、花も咲き、今では九つも蕾を有しているではないか・・・しかし、さすが蕾の全部が開花してくれるかは断定できない。
昨晩、8時だったか9時頃か、面白いTV 番組もないし、寝るには早いし・・・と、久しぶりにPCの設定項目を点検していたら、WIN10がバージョン20H2にアップデートだかバージョンアップだかがインスト出来ると通知が入っていたから、「ま、する事もないし、暇だからやって置こう」ぐらいの軽い気持ちで「OK」をクリック。
それからがタイヘンな状況になって、翌日午前4時までダウンロード、インストール、再起動と、延々と続いたのだった。
その間、パソコンを監視しつつも、何時の間にか微睡み、目が覚めて慌ててパソコンをチェックするを繰り返す。
で、その努力の成果は?というと、何処がどう変わったのか、全く、不明であるのみならず、疲労が腰痛となって現れたと言う始末で、果たして、この作業は必要だったのかという疑問も湧いて来るのだった。
実を言うと、2、3か月程前に、知人のパソコンに新しい会計ソフトをインストールしようとした時に「OSのバージョンを更新してください」のような指示が出て、最新バージョンに更新するまで十数時間も費やすと言う難儀をした経験があったのだ。
また、7月(だったか?)に、我がPC(2台分)にも新しい会計ソフトをインストールして置いたところ、先日、やはり、追加修正分をダウンロード・インストするよう指示が入り、ソフトのサポート期間中ならばタダと言われて、大急ぎでインストールしたという出来事もあった。
ITの日進月歩の速さに、とても付いていけないと認識はとうに感じていたが、MyPCでさえ、もう理解が出来ないと実感する。
ここ10余年は、殆ど、個人的な遊戯器具としてしかパソコンを使用していないから、動けばイイくらいの知識しか必要ないと思っているので、どの程度のバージョンで良いのか、グレードアップの必要があるのか等判断が出来ない。
だからと言って、メーカーからの指示を無視する勇気もないから、何となく、必要があるのかもという(よりも、中味はよくわからないが、ともかくインストして置けば何とかなるだろう・・・みたいなイイ加減な)気持ちだけで更新してしまうのだから、ホントは危険極まりない仕業と言えるかもしれない。
最近でも、ATMでの詐欺行為が後を絶たず、相変わらず騙される人の有る事に理解出来ないとしている自分なのに、まぁ、自分もそれに近い行為をしているな・・・って、思う事多々あり。
徹夜でインスト作業後の寝ぼけた頭であったとしても、「この先、私は、どうなってしまうのか・・・」という不安材料を除けられない自分が居て、その自分をどこかで認めてしまっている自分自身が何とも不甲斐なく、恐ろしいわなぁ・・・と感じている