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年が明け最初に咲く梅の花を「初花」と呼ぶのだそうだ。
で、「如月」を別名では「初花月」とも呼ばれているそうな・・・例年の如く、我が家の近所では一番に開く「初花」の風景である(我が家の梅もポチポチと開花し始めている)。
←道端の陽だまりに「カタバミ」が・・・花の暖かさに魅せられて、しばし眺めていた。
3、4日前の事、徒歩で15分程の所に住む同級生から電話が来て、彼女の娘さんに確定申告を頼んだが不明の点があるからパソコンを使った方法を教えて貰いたい・・・という話だったので、同級生の自宅に居ると言う娘さんと連絡を取り、その家で会う手筈を取った。
で、当日は久しぶりに徒歩で向かった・・・我が家と同級生の家との地理的関係は、我が家が「谷底」でかの家は「山の上」であり、当然、つづら折りの急坂道なのである。
故郷にUターンした当時(60歳)、その家に出向く際には、必ず、この坂道を登って行き、急坂と雖も苦になる程ではなかったので、車で迎えに行くと言う同級生を制して往復とも歩いていた、思えば「いい運動」であった。
それが今(75歳)、何と苦しい坂なのか・・・と、一歩踏み出す度に息を整えながらのまるで苦行を強いられたようなもの。
時たま、後方から通り過ぎる車は、喘ぎながら歩いている老婆(私です)には目もくれないで追い抜いていく・・・日本は碌な人間も居なくなったのかよ・・・なんて文句を垂れ垂れしながらも登り切ったが、多分、15分以上は掛かったと思う。
娘さんから、友達が「パーキンソン病」発症により、単独生活が難しくなったという事で、今現在、近くの「施設」に入居しているという話を聞いて、昨年暮れに亡くなった同級生や、暮れに入院していたと言う他の同級生の状況を考えれば、そんなこともあるよな・・・と納得はするものの、自分自身の老いを正確に認識していない(脳細胞で理解していても、肉体的には問題意識が無い)私にも、差し迫っている老後の諸問題を改めて示された感がある。
娘さんには、「コロナが静まり面会が出来るように為ったら施設に会いに行くから・・・と、お母さんに伝えて」と託した。
2月に入った・・・この月、三回目ワクチン接種を控えて、何とか落ち着きたいものだ・・・と、それのみを願う。