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TRH-1 (SKY DREAM)

2020-06-22 00:00:00 | Ham Radio
 TRH-1 ( SKY DREAM ) がオークションに出品されています。 メカ的な程度は良さそうです。 このくらいの真空管機だと電気的な不具合はメンテで何とかなります。

 

 当時は 9R59 , TX88A はじめメーカー品のキットが大人気でしたが、TRH-1 は、私が訪問先で見た初めての ( 手造り以外の ) 国産メーカー品 ( 発売は 1963年 9月 ) でした。

 この OM は TRH-1 をエキサイターにして、ペンキ缶を切り出したシャーシに、807 のベースを取り去り、ガラスの中でカソードとグリッドの繋がっていない物 ( リード線が 9本出ているもの ) を選んで、空中配線の 807 x 2 の GG アンプを製作し 天井からぶら下げて 使っていました ( JA1XV OM の製作記事が CQ誌 1961年 1月号にあるらしい )。
 何も分からない私は、ただただ 先輩 のファイトは凄いな~と思いました。 そんな訳で、私の瞼に焼き付いているのです。

 TRH-1 は時々オークションで見かけますが、殆どがガラクタになっており、目盛り盤が熱でグニャグニャになっていたり、錆びだらけだったり、パネルに穴を開けた改造など、メンテの意欲を削ぐものばかりでした。 しかし、このオークションの写真を見る限りでは、オリジナルのレベルを保っており、保管状態も良かった様で、再生して見ようかと言う気持ちを掻き立てます。

 ダメダメ、終活に逆行するし、おそらく落札価格も相当高くなりそうです ( 現在 18,400 円+税 , 19 入札、終了日は 22日 22時 )。 発売当時の価格は 23,200 円です。
 30,000 円は行くでしょう。 今でも人気商品の様です。 

 【 蛇足 】 VFO-1 は TX88A , TX88D にもデザイン的に合いません ( VFO-1 のプロトタイプは TX88A に合っていたのに発売時に何故か変更されてしまった )。
 ・・・ で、気が付きました。 今まで TRH-1 , VFO-1 のラインで写真を見た事はありませんが、ひょっとして TRH-1 にはマッチしたのかも知れません ( 筐体の寸法では、高さ / 180mm , 奥行 / 250mm でマッチする様です )。 ただ TRH-1 は 80m / 40m のデュオバンダーですから、VFO-1 は勿体ないか ?。


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