川越祭りに行ってきた。3年ぶりの開催だというが、私は2015年に見に行ったのが最後らしいので、7年ぶりになる。今年は川越市市制施行100周年にあたることから、29台の山車すべてが巡行する盛大な祭りを予定していたが、新型コロナ感染防止のため、大声での会話を控え、対面での「曳っかわせ」も行わないなど苦心したようだ。
メインストリートは大賑わいだったが、すれ違う人はほぼ100%マスクをしていた。久しぶりに外国人の方をたくさん見かけた。日本のお祭りは、笠や手ぬぐいで顔を隠して参加する例もあるので、お囃子連がマスクをしているのは、あまり違和感がなかった。
夕暮れ時も、日が落ちてからも、どちらも風情がある。
川越祭りといえば、私の大好きなおキツネさま(天狐)シリーズ。
はじめに出会ったのが連雀町の太田道灌の山車。悠然と外を眺めながら移動中。ちょっと犬っぽい。
野田五町の八幡太郎の山車。公家風の出で立ち? お囃子に乗って、髪を振り乱し、激しく周囲を威嚇する。
松江町二丁目の浦嶋の山車。裏通りの静かな一角にあって、通りかかったときは、青い着物の囃子方(年齢若め、笛は女性)がハシゴで山車に乗り込むところだった。上下白装束の男性が舞台に上がったあと、帳の奥に消えたので、キツネの扮装で出てくるんじゃないかなと期待して待っていたら、本当にそのとおりだったので、嬉しくなった。口元をカチカチいわせて表情を変えることのできるタイプのキツネ面。
仙波町の仙波二郎安家の山車。仙波二郎安家は頼朝に従った武士なのか。中国語の「安家」(an jia=所帯を持つ)と読めてしまって、笑ったのだけど。上下赤の印象的な装束。
菅原町の菅原道真の山車。本川越駅近くの屋台村(広場)に面して、仙波二郎安家の山車と並んでいた。同じ方向を向いて、並んでパフォーマンスを競うのは、感染防止の配慮だろう。本当なら、額を突き合わせるような「曳っかわせ」が見たかったところ。
おまけ。志多町の弁慶の山車。山車の上にも弁慶が乗っているのに、会所にも人形があって、聞いたら、こちらのほうが古いのだそうだ。「山車に乗っているのはレプリカ」とおじさんが言っていた。
川越まつり、ライブ配信もしているので、明日はYouTubeで様子を見てみようと思う。
※YouTube:川越市市制施行100周年記念「川越まつり」