見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

特別な週末・葵祭2010〈斎王代列〉

2010-05-18 23:08:56 | 行ったもの(美術館・見仏)
命婦(みょうぶ) 大きな風流傘に続き、最初に現れる女性たち。高位の女官、または高官の妻女。五位以上の女性を内命婦(うちのみょうぶ)、五位以上の官人の妻のことを外命婦(げのみょうぶ)という。小袿(こうちぎ)、単、打袴を着用。白丁のさしかける花傘には、それぞれ異なる飾りものが載っている。



童女(わらわめ) 行儀見習いのため宮中に奉仕する少女たち。垂髪、紗の袙(あこめ)、斎王と同じ袙扇を持ち、腰輿(およよ)の後に従う。彼女たちも大人に混じって、全行程およそ8キロを歩く。



騎女(むなのりおんな) 騎馬で参向する斎王付きの巫子(みかんこ)。袙(あこめ)の上に汗衫(かざみ)という腋を縫いつけていない独特の上衣をつける。袴の裾は足首で絞る。こんな従者がいるとはつゆ知らず、びっくりした。唐代の騎馬女俑みたいだ。



内侍(ないし) 命婦とよく似ているが、こちらは唐風に髪を上げている。上衣も丈が短め(腰でたくしあげている様子がない)ので、唐衣かと思われる。



采女(うねめ) 古代の神事服を着る。青海波の文様の表衣の上から小忌衣をつける。髪を上げ、斎王と同様、白い日蔭絲(ひかげのいと)を垂らす。



(5/18記)→近衛使代編(男性装束)

※参考:「装束の知識と着方」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 特別な週末・葵祭2010〈近衛... | トップ | 特別な週末・キトラ古墳壁画... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

行ったもの(美術館・見仏)」カテゴリの最新記事