中央高速で甲府市内を長野方向に走ると、正面に大きく連なる山塊が目に入ります。 山に興味の無い方も、きっと目にしていると思います。
その山が、南アルプス国立公園の鳳凰三山であります。
車が無いと不便な立地ですが、眺望の素晴らしい稜線歩きができるので、私の大好きな山の一つです。 皆さんも一緒に稜線歩きをしましょう。
南アルプスは北アルプスと違い、全般的に小屋やトイレの設備は劣ります。 でも、自分の小さい頃を思えば何て事は無い。素晴らしい景色を見るには耐えることも必要です。
薬師岳小屋にお世話になりました。朝食5時半。ほとんどの方が朝食前に出発され、20名弱の方がいた。
週間天気予報では7月31日(土)は好天で暑いという報道で楽しみにしていたのに、窓の外はガスっていた。 食後、外に出てみたら寒くは無く、霧雨が降っていた。「エッ」ガックリ
今日の稜線歩きが、このコースのハイライトなのに? ただタダ、心の中で天候回復を祈った。
小屋の北側ある薬師岳(2,780m)山頂を6時15分通過。 周りは霧に覆われ何も見えない。 初めての方を、このコースに案内したのに本当に残念でならなかった。 本来なら西側に白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)、正面に八ヶ岳、右手に韮崎や甲府市街が見える。
鳳凰三山の最高峰《観音岳(2,840m)》に6時40分到着。 風があり、ガスが途切れ、少しずつ回りの山々が姿を見せ始めてくれた。
小屋で一緒であった方々が山頂に集まり、お互いに写真を撮りあった。
振り返れば、先ほど通過した薬師岳が見え、好天であれば、その左手に富士山が見えるはずなのに、残念であった。 周りの山々が見えれば、白砂を踏みながらハイマツの稜線を快適に歩けたのに、少々足取りが重く感じられた。
岩稜が続く、ガレ場を注意しながら下り、鳳凰小屋への分岐を見送り、稜線沿いにアカヌケ沢の頭に向かった。 青空が見えはじめて来たが、北岳・仙丈ケ岳・甲斐駒のピークは見えない。
ただ地蔵岳(2,764m)の迫力あるオベリスクが、徐々に近づいて来るのに心が躍った。 アカヌケ沢の頭に8時10分到着。 地蔵岳は、この稜線上から外れているので、荷を置いて空身でオベリスクに近づき登れる所まで挑戦した。 遠望していると、それほどでもないが、イザ登り始めると、怖いものである。 50分ほど遊んだ。
最後の登りを頑張って「高嶺」(2,778m)に9時40分到着。 天気は回復し暑い。周りの景色も大分見えるようになって来たので、水分補給や間食をしながら1時間休憩、この先は下りのみである。
白鳳峠11時着。30分休憩して広河原へ下った。 この下りは苔むした樹林帯で仲間が足を痛めたため、ノンビリ3時間掛けて下った。 正面に見える雪渓は北岳(3,192m)の大樺沢であります。