素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

❀クマガイソウを訪ねる❀

2015年05月10日 | 春景色

山梨県より『富士の国やまなし観光ネット』が配信され、いつも観光情報欄をチェックしています。                                   その中で西桂町にクマガイソウの群生地があり、約5,000株が5月初めから中旬にかけて見頃であります。とありました。

それも、環境省によりレッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けた貴重な花とのことであります。                                        その花とは、どんな花なのだろう  と思い出かけてみました。

日本では北海道南部から九州にかけて分布し、低山の森林内、特に竹林・杉林などに生育し大きな集団を作るようです。                            地下茎は節間が長く全長は1m以上になり、硬くて柔軟性に欠け先端の生長点は鉢の内壁などに当たると枯死し鉢植えに適さないそうです。

なのに乱獲や盗掘が後を絶たず、絶滅が危惧されるラン科アツモリソウ属に分類される多年草の植物です。

全体の特徴は、草丈40cmくらい、葉は対生するように2枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。 花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。            花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く紫褐色の模様があり、唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。

こんな特徴を持つ珍しい花にビックリしました。                西桂町では5株から栽培を始め、一時は約3万株にまで増えていたようですが、乱獲や盗掘により約5,000株にまで減少したため、町が大切に保護しているということです。

名前の由来ですが、鎌倉時代の武将『熊谷直実』(くまがいなおざね)が背中に背負った母衣(ほろ:弓矢を防ぐためのに大きく膨らませた布のこと)に見立てたことから、 「熊谷草」(クマガイソウ)という名前がついたようです。

 

 

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◎甲斐善光寺参拝◎

2015年05月10日 | 古寺巡礼

平成27年春、7年に一度の御開帳との事で勝縁を頂けたらと思い参拝して来ました。                                          初めて知りましたが、善光寺は6寺有るとの事です。

この春の御開帳は平成27年4月5日(日)~5月31日(日)まで六善光寺同時御開帳されております。                              その六寺とは、信濃善光寺(長野県) 甲斐善光寺(山梨県) 飯田元善光寺(長野県) 善光寺東海別院(愛知県) 関善光寺(岐阜県) 岐阜善光寺(岐阜県)であります。

 

甲斐善光寺は、開基「武田信玄」公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)ご本尊「善光寺如来像」をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まるようです。

ここ板垣の里は、善光寺建立の大檀那「本田 善光」公 葬送の地と伝えられ、信濃より大本願「鏡空上人」以下、一山ことごとくお迎えされました。 

                                                                       その後、武田氏滅亡により、ご本尊は織田・徳川・豊臣氏を転々といたしましたが、慶長3年(1598)信濃に帰座なさいました。                          甲府では新たに、今回御開帳の前立仏(まえだちぶつ)をご本尊と定め、現在に至っております。

豪壮な七堂伽藍は、江戸時代に一度焼失いたしましたが再建され、金堂は東日本最大級の伽藍として、山門と共に国の重要文化財に指定されております。           また、金堂下には「心」の字をかたどる、珍しい「お戒壇巡り」があり、真っ暗な中を手すり伝いに進み、ご本尊下にあるに触れることができました。                                  ご本尊様とご縁を結べ、良い年となることを、お祈りして来ました。

また、金堂中陣天井に、巨大な龍が二頭描かれており、その廊下部分のみ吊り天井で、手をたたくと多重反響現象による共鳴が起こり、日本一の鳴き龍の声をしっかり聞いて来ました。

  

 

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