冬鳥越に立って

新潟・加茂市に行ってきた。市街地から山間に向かったが、私の興味は、蒲原鉄道の廃線跡を、乗ったバスから追うことだった。加茂～村松間は、廃線からすでに２０余年（昭和６０年区間廃止）。それでも、市街地を抜けると廃線跡はくっきりと確認できるのです。

この路線のレベルピークである冬鳥越のスキーガーデンには、当時の電車が保存されており、特に県内初の電車である「モハ１」は貴重な資料である。保存状態が悪く、何とかしなければなりませんな、加茂市さん！加茂市だけの問題でなく、鉄道ファンが立ち上がらない と…。

それにしても、この冬鳥越付近、冬には積雪が１５０センチを超えるとのこと。蒲原鉄道の果敢な路線設定と、過酷な雪との戦い…、その苦難を偲び、拍手を送りたい。