行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

亀田親子・兄弟考

2007年10月16日 | スポーツ・スポーツ観戦

亀田親子の処遇が問題になっていますな!厳しい処分が言い渡されているが、いつか来るのではと思っていたのは私だけではないはず。態度悪いもん。ただ、兄・興毅とともにボクシングセンスが悪いわけではない。環境?マスコミかなー。

軽いクラスで、日本人ファイターは優秀な人材が多い。井岡弘樹(グリーンツダ)、大橋秀行(ヨネクラ)、そして亀田と同じジム(協栄)の具志堅用高。どれも世界に誇れる選手である。そのひたむきで、リングに上がると前へ前へと出るボクシングスタイルはは、日本中を沸かせたものである。

口はいいだろう。若さもある。親父の品のなさをを除けば。王者たるものに、必要なものは何かを、謹慎中に考えることだ。

そのスタイルは、もしかすると辰吉丈一郎(大阪帝拳)の物まねのようにも思えてならない。彼のパフォーマンスも新鮮であったものの、傲慢な口調や態度は、見る角度によると決して心地よいという人ばかりではなかった。でも彼は一流のファイターであり、チャンピオンであった。

亀田と違い、辰吉はリングを降りると相手を気遣うことを忘れない。ホームレスやシンナーの経験から今もボランティアに勤しむ。パンチドランカー特有の目の病気を隠しながら奮闘した。しかも、昔はいじめられっ子という経験を持つという。亀田大毅に勝ったチャンピオン・内藤大助と同じ境遇だったというのが、また面白い。

亀田兄弟。アジアの星としての国民の期待は大きかったが、マニー・パッキャオ(フィリピン)はもちろん、日本の歴代の諸先輩にはまだまだ及ばないことを改めて感じさせた出来事だ。

コメント
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