大地震から1週間が過ぎた。
被災地の避難所では、被災者が互いを励まし合いながら、生活をする姿が伝えられる。不便なな中でも、中学生や高校生がボランティア活動を行っていることは頼もしい話題だし、自衛隊や政府機関、地元自治体、民間企業や団体の支援と努力により、物資も徐々に届いているようだ。
ただ、道路をはじめライフラインが復旧していないこともあって、この寒さの中、厳しい避難所生活はなかなか解消していないことも確かだ。孤立地域を解消し、いち早く物資がいきわたるように望まれる。
心配なのは原発。こちらも自衛隊や東京消防庁の特殊部隊の活躍を祈るばかりだが、福島県民は、他県への非難を加速させている。我が新潟県は隣県でもあり、多くの被災者・避難民を受け入れている。
我が社も県の要請で300人余りを受け入れ、社員は総出で被災者の対応に追われている。まだまだ受け入れてほしいと言うのが福島・新潟両県の意向でもある。
私も毎朝出社前に避難所に行って様子を見ているが(防災担当にとっては余計なお世話なんだけど)、気になるのは世話をする社員の心労である。被災者はやりどころのない怒りや不安をどうしても誰かに受け止めてほしいものだから、初めてのことで慣れていない社員の対応にイライラすることもあるんでしょう。
まあ、その社員のイライラを今度は私が受け止めないといけないと思いましてね。自然災害だから誰が悪いかではなく、今一番辛いのは誰なのかをしっかり考えなければならない時だ。
近隣の市町村で、福島から来たと言うだけで宿泊を拒否した温泉場があったとか・・・同じ新潟県人として、実に情けない。
(写真下:我が社の体育館に設置された避難所の様子)