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行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

「汽車」のふるさと、広野駅を訪ねて

2013年09月30日 | 旅行記・まち歩き

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フリー切符の二日目。前日に上野から常磐線を北上して、福島県いわき市に宿泊。朝早く起きて、さらに常磐線を北上する。

そう、震災による原発の事故で不通区間が続く常磐線の上り方向・南側の終点である「広野」まで行く。春に、北側の浜吉田を訪れてから、広野にもという思いを強く持っており、今回実現(写真上:仮設ホームが設けられた広野駅)。

ここは事故のあった原発により以前の「警戒区域」、いまは「帰還困難区域」という重々しい区域に一番近い駅である。浜吉田よりも海が近く見えることから、震災時には津波にも襲われただろうに(写真下の上段:広野駅のホームから海側を望む)。

この駅には「今は山中、今は浜」という動揺「汽車」の石碑がホームに立っている(写真下の下段)。エンディングの「闇を通って『広野』原」という歌詞が、当駅・広野を表しているのだという。

来春には二つ先の「竜田」まで運転が再開されるという情報だが、その先は未だ見通しが立たない。この路線を、地元・羽越線のいなほに転用されたE653系の電車が走る予定だったんですよねー。広野に降り立ち、ちょっと複雑になりました。

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