早朝、時刻表の旅は、偶然「岩泉線」に目がとまる。平成22年7月発生の土砂崩壊によるバス代行の表記かー。
このブログ(2012年3月31日)にも書き込んでいたが、JR東日本は廃止の方針を打ち出し、先月地元同意を得たことで正式に廃止の届け出をした。もう一度乗りたいと思っていただけに残念! 復旧に130億円との試算がある上に、一日平均乗車率では日本一の赤字路線。仕方ないところではありますがねー。
ただ、気になるのはJR東日本管内で岩泉線に続く赤字路線の「只見線」。2011年の新潟福島豪雨で橋梁等が流出するなど、こちらも復旧には85億円必要とされ、JR東日本は「復旧の可否について総合的に検討」としている。厳しいだろうなー。
管内3番目に乗車率の悪いのは「山田線」。こちらは、東日本大震災の津波被害により釜石と宮古の海岸線が不通。気仙沼線や大船渡線にはBRTが整備されているが、こちらは遅れている。三陸鉄道が復旧を目指しているのを横目に、ここも見捨てられるのか?
東ばかり気にしているが、そういえば「三江線」も今年の夏の雨により、江津と浜原の北線と呼ばれる区間でバス代行輸送が続く。こちらは日本で2番目の赤字路線。詳しい状況は分からないが、まだ乗りつぶしていない路線だけに、ため息が出る。
いずれも自然災害には勝てないというところ。ただJRは各社黒字なだけに自力の復旧が求められるとなると、そりゃ考えてしまうわなー。
(写真下:山田線の不通区間にある陸中山田駅で(2005年7月撮影))