行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

中国地方最大ののローカル線に乗車して

2015年09月06日 | 旅行記・まち歩き

今回のJR乗りつぶしの旅。備後落合に乗り入れる三方向からの路線で、残された芸備線の一方向(今回は、備後落合から庄原方向)を走破することと、超ローカル線の一つである三江線を乗りつぶすことが大きな課題。
昨日は広島県三次市に宿泊し、朝5時台の始発で三江線で石見地方へ抜けることに成功。かなりマニアックで、休日ということもあり一両編成の車内は、江津近くまでは同じことを考える鉄ちゃん3人だけの乗車。
中国地方最大の大河・江の川に沿って、崖っぷちに作られた路線は、数年前の豪雨で大きな痛手を受けたものの見事に復旧。その影響なのか、速度制限が随所に設定されていて、三次と江津の100キロ区間を4時間かけてゆっくり走る。
でも退屈しませんでしたよ。川と線路が絡んで、魅力的な風景が見れたから。肥薩線と球磨川、磐越西線と阿賀野川に似た絶景ポイントの連続でした。まあ、ヒヤヒヤする場面も多かったし。

ところでこの三江線、全線開通は昭和50年と比較的に新しい。まあ県境の難所だったし、国鉄が民営化される前の滑り込みセーフ路線なんでしょうね。確かに口羽と浜原の間は、高規格にも似た新しさも感じたし、この区間だけ列車も軽快に走ってましたから。
ただ、中間にこれといった都市はないし、通学といっても一日に4本往復(口羽・浜原間)とここまでローカルになると厳しいか?若い人、乗ってませんからね。
たまにしか乗らない鉄道ファンは空いているのにこしたことはない。しかし前日、高校生の通学時間帯に乗り合わせた姫新線は、その時は嫌だったものの、やっぱり満員電車で賑やかな方がいいのかもしれない。
(写真:三江線の車両はキハ120。江の川とともにゆっくりと日本海に抜ける路線である。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする