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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

鮭料理の普及と伝統継承、さすが城下町の老舗「千年鮭きっかわ」

2021年07月02日 | 旅行記・まち歩き


上の写真は新潟県村上市の「きっかわ」。鮭の料理を製造・加工、販売する老舗だ。ご覧のとおりの趣。
前回まで紹介してきた客人の中の一人が、鮭の「はらこ漬け」をお土産に買い求めたいということで、鮭の町・村上に案内することになった。
実は、この「きっかわ」さんは、以前このブログでの紹介したが(2015年12月3日記事参照)、「味匠・㐂っ川(みしょう・きっかわ)」時代のもの。店名が変わっていた。



以前お邪魔したときと店内はそう変わらない。奥の熟成した鮭が圧巻の光景も変わらない。なぜ?
村上市の鮭は千年以上の歴史がある。「伝統の鮭料理に更に磨きをかけ、一方では伝統の枠を超えた新しい製品づくりを行い、新時代を切り拓いて参りたい」と、15代目の現当主が強い思いを込めて「千年鮭きっかわ」と改称した。
創業は江戸初期、当初は米問屋、そして酒屋、伝統の鮭料理を絶やしてはいけないと、今の形になったのは昭和30年代だそうだ。



改名は、平成28年(2016年)。前後し、洋風鮭料理のブランド「Madam Kikkawa(マダム・キッカワ)」を立ち上げたり、2017年には鮭料理専門店「井筒屋」を開店。
とにかく、鮭料理の普及のための活動と伝統をかたくなに守り続ける姿勢には頭が下がる。
客人を案内しても、この店は自慢できるし、期待に応えてくれる。城下町・村上の気質を垣間見るようである。
コメント
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