以前紹介したように、ハイエースをこよなく愛する若い整備士とともに、今回は引っ越しの手伝いを頼まれて出かけることになった。待ちに待った新車がやっと来たばっかりなのだが、最初の遠出のお仕事は引っ越し。ハイエースにぴったりの仕事だ。
行先は北海道。往路は、青森まで陸路とも思っていたが、いくら若いとはいえ身体への負担を考慮し、今回は新潟港発着のフェリーを選択。16時間という長い船旅だが、北海道・小樽港に早朝到着、次の日の夕方まで丸二日間時間を有効に使うことができる。
北海道はその日の夜半から雪が少し降ったとの情報。夏タイヤに二駆のハイエースだと、冬の北海道では無防備同然となるが、幸い気温がそれほど下がらなかったことから主要道路は万全。まあ命拾いしたという感じだ。
若いから早朝4時半に小樽港に着いて行動を始めるにはちょっとかわいそうだと思ったが、依頼者のアパートへ。なかなか細かいものを整理処分するのって大変なこと。結局、いるか否か、処分するか否かで時間を取ってしまう。
行く前から、その処理をちゃんとしておくように頼んでいたのに、大きいものの段取りは想像ついても、小さい生活用品や書類、雑貨類の分別ができないと、段ボールに詰め込みようがなく、その判断は本人しかできないのである。(もちろん、捨ててしまいな!とかとのアドバイスはするのだが…)
まあ、こっちはハイエースの荷室にどうやったらたくさんの荷物を上手く収めるかが仕事。若い整備士とパズルゲームをやっているみたい。これもハイエースのフラットで広い荷室だからできる技。無事、初ミッションを終えて帰ってくることができた。また、こんな依頼があるといいだけど。