行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

村上市にある魅力的な2つの酒蔵を訪問して

2022年04月19日 | 食(グルメ・地酒・名物)
酒好きの友人が来訪。私もお酒は好きだが、その友人はかなり日本酒に詳しく、酒蔵巡りなどを趣味としている。
どこを案内すればいいか現場合わせでと言われていろいろ考えたのだが、酒蔵なら近くにもたくさんあるということで、迷わず村上市へ行くことにする。
已然にも書き込んでいると思うが、村上はかつての城下町。古い町並みや美味しい伝統料理、工芸品などもある魅力的な街。今回はお酒という視点で訪れることになった。



大洋酒造は「大洋盛」というお酒を製造・販売する蔵。ここには、「和水蔵(なごみぐら)」という展示販売場がある。ここは逃せない。
先客のご夫婦がいたが、和水蔵は閉まっている?古い商家の入り口に相応しくないインターフォンを試しに押してみると、「今すぐ行きます!」と明るい声。すぐに担当の方が開けてくれた。
中は大洋盛に関する資料が並ぶ資料館的な感じ。戦前は近隣に10を超える蔵があり、それが一つになって「大洋酒造・大洋盛」になったそうだ。



ここでは新潟自慢のスッキリ淡麗のお酒が手に入る。残念ながら和水蔵で行われている利き酒はコロナの影響で中止。
それでも担当の方との話も弾み、この日は「本生吟醸」という地元の酒米「たかね錦」を55%まで磨いた生酒を手にする。
やはり生酒だと加熱処理していないので香りも立つし、芳醇な味わい、かといってしつこくなくあっさりと頂くことができる。何の料理にも合うような気がするお酒でした。



村上には、もう一つ蔵がある。こちらは、私のお気に入りでもある「〆張鶴」を製造・販売するのが「宮尾酒造」だ。
外観的には、それほど大きな蔵ではないと感じるが、このところ人気急上昇の銘柄を作り出している。友人も「〆張鶴の蔵に来れるとは!」と喜こぶほど。
ここは、蔵見学とか展示場とかはないが、入口に販売スペースがあり、女将と思しき人が丁寧に説明をしてくれた。



写真下でも紹介しているが、これまでの経験とその年の一番の作品としてのこだわりを持って「純米大吟醸酒」を毎年造り出しているという。
仕込み水や原料の酒米(こちらは30%まで磨くそうだ)、製造方法や貯蔵にもこだわりを持って、1.8リットルが50,600円也。とは言ってもビックリの値段ですな!
私はいつもの「純米吟醸」の「純」。少し冷やして飲むと口当たりがよく、スッキリした後味。村上の鮭料理には、これですな!最高!

東京からお出での友人Tさん、いずれのお酒も買ってくれたのに、あたかも自分で手にしたような記載で申し訳ない。本来なら、私がお土産に持って行っていただかなければならないところ、お詫びし、感謝申し上げたい。
そして、突然の訪問にも関わらず、懇切丁寧に対応していただいた2つの蔵のご担当者様、いずれも引き込まれるようなトークに感激しました。またお邪魔します。


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