佐渡に渡った3月18日、JRグループは春のダイヤ改正を行った。以前の記事では、今回のダイヤ改正によって、上越新幹線からE2系が退くという記事を紹介したが、それほどの大幅んダイヤの見直しなどはないものの、そのほか新潟関連のダイヤ改正について触れておきたい。
昨年12月に発表された「JR東日本ニュース(今回は新潟支社発表のものを参考:写真下)」では、まず、上越新幹線・北陸新幹線の所要時間短縮と上越新幹線をE7系に統一することがトップ記事になっている。果たして、どれほどの時間短縮になっているのか?
上越新幹線で停車駅が大宮のみという最速タイプが以前から一往復設定されているが、今回の改正により下りの「とき311号」が7分時間を短縮し、1時間29分で東京・新潟間を結ぶことになった。ついに1時間30分の壁を破ることはかなり大きなインパクトを与えるものといってよい。(上りは、とき312号最速で同じく7分短縮されるが、所要時間は1時間31分。)
ほかには、地元を走る特急「いなほ」だが、酒田など庄内地方と首都圏の所要時間を短縮したとある。これは上りのいなほ4号ととき312号を乗り継いだ場合、酒田・東京間は所要時間3時間44分で14分短縮される。ただ、いなほ号のスピードアップは図られておらず、新潟駅での乗り換え時間の改善と新幹線の時間短縮によるものだ。
2年ほど前に同じホームにて新幹線と在来線の乗り換え可能になったが、新潟駅の改装工事が進み乗り換えのための時間短縮に自信を持った様子のJR東日本。東京・大宮間の新幹線はキツキツのダイヤの中で、冬などに遅れの多い羽越線が他の列車に迷惑をかけないといいんですがねー。
なお、前回触れた上越新幹線から姿を消すことになったE2は、東北新幹線の東京・仙台間の「やまびこ」で今回のダイヤ改正後も運用されている。(写真下:E7系とE2系新幹線。いずれも東京駅で)