月一回の東京での勉強会。今回「土木の絵本」を思い起こさせてくれた今月の勉強会を前に、同じ事務局メンバーを誘ってまち歩きをしてみた。
この勉強会は、毎月神田の業界新聞社の会議室を借りて開催されていて、神田は第二の故郷、江戸と言えば「神田の生まれよ!」と言ってもいいほど何回も通っている場所である。
JR神田駅から一ツ橋方向へ15分ほど歩くのだが、いつも歩く西口商店街(神田駅西口通り)から一本南側の通りである「出世不動通り」を歩くことにする。
出世不動通り?何やら意味のありそうな通りであるが、その名のとおり「出世不動尊」が鎮座する場所であることからこの名が付いているという。ご利益ありそうなので、少し調べてみた。
この不動尊、江戸城の鬼門を守るということから祀られたというが、ご本尊は円珍(智証大師)の作と言われているが、そうすると1100年以上前のもの?これが確かなら、凄い国宝ということにもなるが…。
それが、今はビルの谷間にひっそりと、こじんまりとした場所に祀られているのだが、出世にご利益がある不動明王ということで、お参りする人も多いのだという。
以前、この付近に立派な本堂があって、僧侶もいたというのだが、戦火により焼失。本尊は熊本・天草に疎開(?)していたため難を逃れたという。これまたご利益がありそうだ。
地元商店街や有志の協力・尽力により、ビルの間の手狭な場所であるが大事に守られてきており、相撲取りが出世の祈願などにも訪れているとか。
そうそう、同行した後輩で上司のトーマスをぜひ連れてきてお参りさせたいと思っていたのが今回実現。さて肝心の出世が実現するかどうか?不動明王のご利益はいかほどか?異動発表の春を待ちたい。
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