前回、減塩食を紹介した際に「大好きなラーメンを封印!」と記したところ、どうしてもラーメンについて触れたくなった。これまでも、新潟の5大ラーメン(プラスα)や会津のお勧めラーメンに触れてきたが、今回は米沢ラーメンだ。(病気発覚前に取材したものばかりなのだが、すいません!以下紹介する中で1か所だけこの夏に食べちゃってました。)
記事にたびたび登場しているとおり、新潟からだとお隣という場所の良さ、景色や町がきれいなこと、興味深い歴史があること、美味しいものなども豊富なことなどから、我が家でも米沢を含む置賜地方はドライブコースにもなっている場所。米沢牛も有名だが、近年は「米沢ラーメン」が人気を集めている。(写真下:人気の米沢ラーメン店の「ひらま」と「かわにし食堂」。)
米沢ラーメンは市内でも提供する店(ラーメン専門店以外の飲食店含む)が100店以上あるという。そのほか高畠町や赤湯市、川西町など近隣の置賜地方のラーメンも「米沢ラーメン」と言っていい。地元では「ラーメン」ではなく「中華そば」という呼び方が一般的のようだ(全国一位のラーメン消費量を誇る山形県では、今はあまり使われなくなった「支那そば」と呼ぶ店も多い。新潟でもそう呼ぶ店は多いけど。)。
何でも大正時代に中国人が始めた屋台が始まりだそうだが、その後「米沢ラーメン」としての食文化が確立していったのは、東京で修業をしてきたコックが手揉み麺を始めてからで、さまざまな改良が加えられて現在の「米沢ラーメン(中華そば)」になたようだ。
会津・喜多方に似ている?確かに縮れ麵と透きとおった醤油のかえしのスープだけ見ると一見同じようにも思える。麺の製造工程で見えないところではあるが、多加水麺(水分を十分に含んだ麵)であることに加え、熟成期間を設けていることも同じである。
ただ、喜多方は平打ち(太麺)で、米沢は細麺という決定的な違いがある。スープも、会津・喜多方は豚骨系と煮干しなどのブレンドなのに対し、米沢は鶏ガラと煮干しが基本。米沢の方があっさり、これは食べてみるとハッキリわかる。てか、多分並べてじっくり見ると違いも分かるんでしょうなー。(写真下:米沢市近隣のまちのラーメン。)
ただ、米沢も会津・喜多方も見た目や味に特徴がないと酷評する人もいる。確かにその通りかもしれない。特に米沢のラーメンは、ここで紹介しているとおり、写真で見るとこの店のものかを区別するのも難しい。でも、それがいいんですよ!どの店でもちゃんと味に特徴がある。そこそこのクオリティーが保たれているのだ。
それでも、このところ少し変化がみられるようだ。かたくなに自家製麺や手揉みにこだわっている店がある一方で、味噌味や塩といったスープに挑戦したり、トッピングに変化や工夫を凝らしたりして、伝統を守りつつも店の名物づくりにも取り組んでいる店も出てきた。
(写真下:「山大前やまとや」の野菜炒めを乗せた中華そばが人気、「めんこう」のメニューにはあっさり、こいくちのほかに、みそ、辛みそ、塩なども。トッピングも豊富。)
同じ置賜地方ではあるが、早くから赤湯からみそラーメンを開発・提供してきた赤湯市の「龍上海」(写真下:「赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメン」は店の登録商標。監修のカップ麺もある)、見るからに会津の流れではあるものの人気店となった高畠町の「山喜」は異彩を放っている(写真下)。この地方を「ラーメンのアルカディア(桃源郷)」と呼ぶべきかな。
記事にたびたび登場しているとおり、新潟からだとお隣という場所の良さ、景色や町がきれいなこと、興味深い歴史があること、美味しいものなども豊富なことなどから、我が家でも米沢を含む置賜地方はドライブコースにもなっている場所。米沢牛も有名だが、近年は「米沢ラーメン」が人気を集めている。(写真下:人気の米沢ラーメン店の「ひらま」と「かわにし食堂」。)
米沢ラーメンは市内でも提供する店(ラーメン専門店以外の飲食店含む)が100店以上あるという。そのほか高畠町や赤湯市、川西町など近隣の置賜地方のラーメンも「米沢ラーメン」と言っていい。地元では「ラーメン」ではなく「中華そば」という呼び方が一般的のようだ(全国一位のラーメン消費量を誇る山形県では、今はあまり使われなくなった「支那そば」と呼ぶ店も多い。新潟でもそう呼ぶ店は多いけど。)。
何でも大正時代に中国人が始めた屋台が始まりだそうだが、その後「米沢ラーメン」としての食文化が確立していったのは、東京で修業をしてきたコックが手揉み麺を始めてからで、さまざまな改良が加えられて現在の「米沢ラーメン(中華そば)」になたようだ。
会津・喜多方に似ている?確かに縮れ麵と透きとおった醤油のかえしのスープだけ見ると一見同じようにも思える。麺の製造工程で見えないところではあるが、多加水麺(水分を十分に含んだ麵)であることに加え、熟成期間を設けていることも同じである。
ただ、喜多方は平打ち(太麺)で、米沢は細麺という決定的な違いがある。スープも、会津・喜多方は豚骨系と煮干しなどのブレンドなのに対し、米沢は鶏ガラと煮干しが基本。米沢の方があっさり、これは食べてみるとハッキリわかる。てか、多分並べてじっくり見ると違いも分かるんでしょうなー。(写真下:米沢市近隣のまちのラーメン。)
ただ、米沢も会津・喜多方も見た目や味に特徴がないと酷評する人もいる。確かにその通りかもしれない。特に米沢のラーメンは、ここで紹介しているとおり、写真で見るとこの店のものかを区別するのも難しい。でも、それがいいんですよ!どの店でもちゃんと味に特徴がある。そこそこのクオリティーが保たれているのだ。
それでも、このところ少し変化がみられるようだ。かたくなに自家製麺や手揉みにこだわっている店がある一方で、味噌味や塩といったスープに挑戦したり、トッピングに変化や工夫を凝らしたりして、伝統を守りつつも店の名物づくりにも取り組んでいる店も出てきた。
(写真下:「山大前やまとや」の野菜炒めを乗せた中華そばが人気、「めんこう」のメニューにはあっさり、こいくちのほかに、みそ、辛みそ、塩なども。トッピングも豊富。)
同じ置賜地方ではあるが、早くから赤湯からみそラーメンを開発・提供してきた赤湯市の「龍上海」(写真下:「赤湯ラーメン、赤湯からみそラーメン」は店の登録商標。監修のカップ麺もある)、見るからに会津の流れではあるものの人気店となった高畠町の「山喜」は異彩を放っている(写真下)。この地方を「ラーメンのアルカディア(桃源郷)」と呼ぶべきかな。
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