行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

「ひと籠山」古墳の調査が本格的にスタート

2010年08月01日 | 歴史・芸術・文化

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8月でんなー。今日も朝から暑かったけど、一日仕事だった。

以前にも紹介した古墳の続報。我が社がその後も調査を担当することになり、日曜だというのに、大学の先生やら専門家を集めて、指導検討委員会なる会議と現地調査が行われた。(写真上:調査が始まった「ひと籠山」古墳の全景)

前期古墳時代の貴重な遺跡。周辺にも遺跡が点在していることも調査でわかっているが、問題はお宝が出土するかどうか?一挙に掘ってしまえばいいのに…というのは、私を初めとした素人の考えで、これまた奥深いものがある。

古墳の全容を明らかにすること。特に円墳形容や規模、そのほか構築された段階、そして調査の目的や目標、出土品があった場合の取り扱い。先生方の話を聞けば聞くほど、古代の迷宮に迷い込み、ことの重大さと大変な作業が待っていることが伺える。(写真下:慎重に墳丘部の遺構を調査する委員会メンバー)

歴史や遺跡はロマンを駆り立てる。しかし、それを現代を生きる我々が発掘するとなると、それなりの責任が生じてくる。1600年もの眠りを覚ますことで、まるでインディージョーンズの失われたアークやクリスタル・スカルのようなことにもなりかねないからだ!

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