
市が取り組むキャリア教育の一環として実施される中学生の職場体験学習事業。我が社も1名を受け入れ、三日間の日程を無事終了した。
建設会社とはいえ、施工管理が中心となるため、現場の作業に直接携わることはないし、まあ現場があったとしても、安全面から近づくこともNG。建設業に興味を持ってくれたならば嬉しいことではあるが、難しい面も感じてしまう。
以前の仕事で、私の時代に始めたことだけあって、思い入れはあるものの、受け入れ側に回ってみて、こりゃ大変ですわ、社員一人は付きっきりになるからね。そして、何を体験してもらうか、仕事をしてもらうか悩んでしまう。
結局、事務所内で簡単な事務仕事が多くなるが、せっかくだから現場を見たり、建設を請け負った建物や土木構造物の見学をしたりするメニューを盛り込むことになる。
中学生らしく爽やかで、ハキハキしていて質問もどんどんしてくるんですわ、この生徒。そんなところが気に入ったのか我が社のサブちゃん会長も、この日、基礎のコンクリート打設を迎えた会社の増築工事現場に連れ出し、説明役を買って出てくれる。(写真上)
また、たびたび紹介しているいちご工場でも、苗の植替え作業を手伝う(写真下)。ここでも担当のイッシーくんと会話を楽しみながら、いちごのつまみ食いも体験。
果たして職業意識を高められたかどうか?建設業に興味を持ってくれたかどうか?なかなか測れないところもあるけど、生徒は家族や先生とは違う大人に囲まれ、いい経験をしたのは確か。そして我々迎え入れた大人も地域の子どもを地域で育てる取り組みを応援しようとの気持ちを新たにしたのでした。
