LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

34年前の合格通知・・・

2020年05月28日 04時11分34秒 | アマチュア無線
平衡変調器の回路の事を調べていたら(前期高齢者の爺が朝から何をしているんだろか!)、出典がなかなか出ていなくて、30代の頃に上級の無線従事者国家資格を勉強した時の参考書を思い出して、本棚の奥から探し出しました。

昔の参考書でしたが、よく説明がされていて再勉強になりました。
でも、それ以外に驚いたのですが、その時の合格通知が挟んでありました。
昭和61年5月29日(木)と鉛筆で書きこんでありました・・・
ちょうど34年前のことでした。

妙に思い出すのですが、ちょうどその頃は、システムエンジニアをしていて、毎月200時間を超える残業をこなしていました。
そんな仕事が3年ほど経過しましたが、体調を壊して十二指腸潰瘍になってしまいました。
そんな時に、自分には趣味があったかなと思い返しました。
双眼鏡を持って野鳥観察をしていましたが、残業が200時間ではそんな時間は持てませんでした。
そうだ、アマチュア無線があったじゃないか、と思いましたが、局免許はとうに切れていました。

 再開局するなら14MHz帯かなと思いましたが、当時はまだ和文と欧文の受信と送信、しかも無線工学と電波法はすべて筆記試験で、両方で4時間半の長丁場でした。

でも、このままで人生が終わったらつまらないなと、一念発起!
ようやく休めた日に、当時池袋の西口にあった芳林堂で参考書を何冊か購入して、内容の難しさにまた驚き!
でも、なんとか1年かけて集中して勉強をして合格しました。

今思い返すと、人生であんなに集中して勉強したことはありませんでした。
トイレに入るのにも参考書を持ち込みましたし、モールスの受信練習にテープレコーダを2台壊しました。
アルファベットも中学生用の英語の参考書を購入して、筆記体を一からやり直しました。

最後は、縦振り電鍵を使用したモールスの送信術です。
これだけはちゃんと教えてもらわないと、後々響きます。
いわゆる「手崩れ」です。
これは、ある方に頼んで手取り足取り教えていただきました。
合格した時に、その方には御礼を伝えに行きましたが、コールサインを聞いてビックリの二文字コールサインでした。

 「囀りや古書の栞に古葉書」

爺の戯れ事でした・・・
コメント
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