素晴らしい月面の画像を送ってくれた日本の月探査衛星「かぐや」ですが、そろそろ月に落下する日が近づいているようです。
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月面落下近づく「かぐや」、超低高度で撮影した映像公開(ITmediaニュース)
NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月3日、月周回衛星「かぐや」が高度10~20キロ程度の超低高度から撮影した映像をJAXAのWebサイトで公開した。かぐやは高度約100キロを周回しながら各種観測を実施してきた。2月には高度を50キロに下げ、4月からは10~30キロの超低高度を周回している。公開したのは、高度約11キロからの画像と高度約21~22キロからの画像。それぞれ4月に撮影した。クレーターなど、月のでこぼこが間近に見える。今後、公開画像を追加していく予定。かぐやは6月11日午前3時ごろ、月面に落下する予定。
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素晴らしい月の写真を送ってくれていた「かぐや」が月に帰るようです。アポロが撮影した月面の写真集も持っていますが、「かぐや」がアポロと同じように上空から撮った画像は、それよりもはるかに高精細でした。技術の進歩は凄い。特に「かぐや」が月から撮った地球の写真は、とても素晴らしいものです。もっと写真を見てみたいのですが、もうあと9日でお別れです。
ところで月探査と言えば、子供の頃、アポロの月着陸を絵日記に書いた覚えがあります。当時の絵本には、2000年頃には月面基地が出来ると書いてあり、イラストもあって明るい未来に期待したものです。でも現実は、アポロ計画終了後、月に行った人は一人もいません。なのでアポロの時代を知らない人は、「あれはやらせだ」と思う人も多いようです。写真とフィルムしか残っていないのですから、信じられないのも仕方が無いと思います。行った証拠が無いという話もありますが、何万人も関わった国家プロジェクトを「やらせ」であることを証明することのほうが難しいでしょう。私が生きている間に、もう一度「月着陸」のニュースを見たい。そしてアポロの月着陸を是非証明して欲しいです。