F1ジェンソン・バトン選手は、相変わらず快調のようです。
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F1=トルコGP決勝、バトンが今季7戦6勝目(ロイター)
自動車レースF1の今季第7戦、トルコ・グランプリは7日、当地で決勝を行い、総合首位のジェンソン・バトンが1時間26分24秒848のタイムで4戦連続となる今季6度目の優勝を飾った。マーク・ウェバーが2位、セバスチャン・ベッテルが3位で表彰台。このほか、中嶋一貴は12位。昨年総合優勝のルイス・ハミルトンは13位だった。
バトンは総合争いで61ポイントと首位を独走。バトンのチームメートのルーベンス・バリチェロが同35で2位、ベッテルが同29で3位につけている。
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最近のバトン選手を見ていると、かつてのシューマッハ選手を見ているようです。昨年はホンダで苦労していましたが、基本的に彼のドライビングスタイルは当時から変わっていないと思います。非常にミスが少なくて冷静。ホンダ時代は、車の出来が悪かったこともあり、大人しく見えるドライビングのせいか評価は芳しくなかったのですが、今年は速い車を得て彼の能力が発揮されているようです。同じ車に乗る「熱くなりやすい」バリチェロ選手は、なかなか彼に勝てません。
今回のトルコGPもそれが如実に現れたようで、スタートに失敗したバリチェロ選手は焦ってミス連発、接触、スピンと良いところが無く、最後はミッショントラブルでリタイヤでした。もしバトン選手が逆の立場だったら、じっくり好機を待ってポイント獲得を考えたでしょう。冷静さが彼の武器だと思います。今シーズンも未だ半分も終わっていないし、今後波乱があるかもしれません。けれどもバトンの「冷静なドライビング」は、今後も変わらないと思います。