キマグレ競馬・備忘録

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宇宙港「スペースポートアメリカ」着工開始

2009年06月21日 | Photo (&Aviation)
宇宙"飛行"の夢が現実になる日も近いようです。
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民間初の宇宙港「スペースポートアメリカ」、いよいよ明日19日に着工開始
民間の有人宇宙船向けの離着陸施設としてニューメキシコ州での建設準備が進められてきた「スペースポート・アメリカ」が6月19日に着工式を迎えることがニューメキシコ州宇宙港機構の発表により明らかとなった。当初計画では2008年中の着工、2010年の完成が予定されていただけに、計画は約2年遅れで実際の着工までこぎ着けたこととなる。ニューメキシコ州宇宙港機構では既に宇宙港のデザインコンペを実施し、世界的建築家のノーマン・フォスター卿の設計案に沿って宇宙港の発着ビルなどの施設の建設を行うことを決定。完成後には「21世紀」の名に恥じない未来的な施設が全貌を表す予定だ。
スペースポートアメリカに関しては既にヴァージン・ギャラクティック社が独自の再利用可能型有人宇宙船「スペースシップ・ツゥー」の拠点として利用することを決定しており、2011年頃にも予定されている商用観光事業開始と共に、世界的な観光名所となる可能性も高まってきている。ニューメキシコ州宇宙港機構では世界唯一の民間宇宙港による地元経済への波及効果は計り知れないものがあるとして、民間資本主導による事業推進を促進する。
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初めてスペースシャトルが打上げられた時、将来NASAが民間人を乗せた宇宙旅行をやるのではないかと思っていました。そしてスペースシャトルを旅客用に改造し、地球と宇宙ステーションを往復する姿が現実になるのを夢見ていました。しかしそれから20年が経過してみると、事態は大きく変わったようです。理想の機体とされていたスペースシャトルは、多くの欠陥が指摘され、事故も度々発生し、老朽化のために退役することが決まっています。NASAの宇宙開発は、通常のロケット型に逆戻りすることになりました。結局、NASAの宇宙港は実現せず「発射基地」のままとなるでしょう。
一方、メキシコの宇宙港は民間資本で作られ、ヴァージンの新しい宇宙船が飛ぶことになります。こちらは通常の空港と同じような形式になると思いますが、当分は「宇宙旅行」ではなく、観光目的の「宇宙飛行」の出発地としての機能に限られるでしょう。規模は、NASAとは比較にならないくらい小さなものですが、NASAよりも多くの人を宇宙に連れて行くことになるのですから、「宇宙港」を名乗る資格は充分あると思います。宇宙港の今後に期待したいものです。
ちなみに、写真は「スペースシップ・ツゥー」です。これに宇宙船を吊り下げて飛び、途中で切り離して発射するスタイルになるそうです。テストは上手く行ったようですが、大丈夫なんでしょうか。


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