787の初飛行がまたまた延期されるそうです。
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ボーイング、月内のB787初飛行を断念・新たな構造上の問題が発覚
ボーイングは23日、6月中に予定していたB787の初飛行テストを改めて延期することを発表した。ボーイングの民生用航空機部門のスコット・カールソン経営責任者は同日、プレス向けに開催された電話会議の席上で「初期テストでは問題は見つからなかったが、その後、実施された詳細検査の過程で『飛行テスト』には適さない箇所が見つかった」と述べて、飛行テストを実施するためには機体に対して構造上の補強を行う必要性が生じたことを明らかにした。
カールソン経営責任者はまた、今回の決まった初飛行テストの延期は、2010年第1四半期に予定されている顧客向けの機体引き渡しスケジュールにも影響を与える可能性があることも示唆。B787開発計画は改めてスケジュール全体が見直される可能性も生じてきた。ボーイングによると今回、見つかった構造上の問題箇所とは機体の内部の数インチ四方の部分で、ここに修正を加えた場合、主翼上部の接合部分にも影響を与えるため、総合的に修正を加える必要性があると述べている。ただし、今回の構造部分の修正は機体の飛行性能などには影響は与えないとも述べている。
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ボーイングの説明を読むと「大丈夫、問題ない」と自分に言い聞かせているように思います。でも乗る方としては、こういう説明を聞けばきくほど不安になるものです。スケジュールも見直されるほどの問題ですから、重大な欠陥である可能性があるかもしれません。本来のスケジュールだと、既に日本の空を飛んでいるはずなんですが。まあ、ここまで待ったのだから、あと数年待つのも同じです。でも待てない人のために、B767の内装を「787風」にリニューアルというのはいかがでしょうか。大丈夫、乗ってしまえば判りません。